青学大・原晋監督 佐々木麟太郎の米名門進学を称賛「現役期間中にさまざまな出来事を学ぶ姿勢は重要」

[ 2024年2月20日 19:25 ]

青学大・原監督

 今年の箱根駅伝で青学大を2年ぶり7度目の総合優勝に導いた原晋監督(56)が20日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、歴代最多の高校通算140本塁打を放った花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)の米スタンフォード大進学についてコメントした。

 佐々木はこの日、花巻市の同校で取材に応じた。同大への進学について「自分自身、野球人生だけで決断したわけではありませんし、自分自身の人生の考え方、人生観としては一瞬の喜びではなく一生の喜びでというふうに、意思を持って最終的に決断はしています」と答えた。

 佐々木はビジネスや起業にも興味を持っているといい、野球と学問の二刀流を目指す。「野球だけにこだわっていませんし、学業という部分で、自分としてはこだわっていた部分もあったので、いろいろな思考を持つ方々と出会って交流させていただくことで、より高い知識や知恵、さらに思考、そういう部分で構築できていくんじゃないかな」と、期待を口にした。

 原監督は「セカンドキャリアはよく言われるんですけど、引退後にこれからの人生を見つめ直すのは逆に遅いんですよ」と一般論を語り、未来をしっかり見据えた佐々木の考えを称賛。「佐々木君のように、いわゆるデュアルキャリア、現役期間中にさまざまな出来事を学ぶ、学問も学ぶ。野球を通して計画力とか分析力、コミュニケーション能力を学ぶ姿勢は重要なんですよね」と続けた。

 米国の大学への進学は、父で同高の佐々木洋監督からの助言もあったという。原監督は「そういった監督の教えが立派なんでしょうね」と感心し、「日本のアマチュアスポーツは、指導者が変わらないと、こういう選手は生まれないんですよ。スポ根だけでやると、より豊かなアスリートは生まれない。我々指導者が変わっていかないと」と、自分に言い聞かせるように話していた。

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