川口春奈、TBS金ドラ初主演!実年齢と同じ「29歳OL」役に思い「年齢に焦ることはないけど…」

[ 2024年2月20日 12:12 ]

4月期のTBS金曜ドラマ「9ボーダー」で3姉妹として初共演する(左から)畑芽育、川口春奈、木南晴夏(C)TBS
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 女優の川口春奈(29)が、4月スタートのTBS金曜ドラマ「9ボーダー」(金曜後10・00)で主演を務めることが発表された。川口が同局のドラマに出演するのは、2021年放送火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」で主演を務めて以来、3年ぶり。「着飾る…」を手掛けた脚本家・金子ありさ&新井順子プロデューサーと再タッグを組み、川口と木南晴夏(38)、畑芽育(21)の初共演による「3姉妹」を軸としたヒューマンラブストーリーを届ける。

 「恋はつづくよどこまでも」などで知られる金子ありさがオリジナル脚本を手掛けるヒューマンラブストーリー。「中学聖日記」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の新井プロデューサーと再タッグを組む。映画「ずっと独身でいるつもり?」「君が世界のはじまり」をはじめ、テレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメーン監督を担当。“モヤり”“焦り”ながら恋に仕事に立ち向かい、生きる道を探してラストイヤーを駆け抜ける“ボーダー3姉妹”の姿を描く。

 10代、20代、30代…年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安。特に女性の人生には、就職、恋愛、結婚、出産、育児など、課題が次々と訪れ、何かと制約やタイムリミットが設定されてしまいがち。同作は19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機 に一つ屋根の下に集結。「 LOVE 」「 LIFE 」「 LIMIT 」の“3L”をテーマに物語は展開していく。

 川口が演じるのは自身と同じ29歳の主人公・大庭七苗(おおば・なな)。3姉妹の次女である七苗は大庭家一のしっかり者で、母がいないこともあり幼い頃から家を切り盛りしてきた。勤めている飲食業のトータルプロデュース会社では仕事ぶりを評価され最年少で副部長に抜擢されるが、自分が仕事に一生懸命だった間に元彼や友人たちはちゃっかり結婚や出産をしていて 心がかき乱される。

 川口は、役も自身も「29歳」という年齢に対し「年齢に焦ったりすることはあまりないんですけど、19歳も29歳も大きな節目の年にはなると思います。今回私が演じる七苗というキャラクターも、年齢に対して何にも思わないわけではないというか、あまり気にせず仕事をしたりしているけど30歳が迫ってきて。20も終わっちゃうんだっていう何ともいえない気持ちはあるな、ぐらいで。あと、周りの友達とか環境もライフステージが変わったりしていろんな変化がある中で、感慨深いなっていう感じではありますね」と、思いを明かした。

 いつも明るく猪突猛進な大庭家の39歳の長女・成澤六月(なるさわ・むつき)を演じるのは木南晴夏。六月は直感や思いつきで行動しがちな大庭家随一のとんでも娘。大学卒業以来気の向くままに世界を渡り歩いていたが、海外で出会ったフリーカメラマンと結婚するため突如帰国し、家計を支えるべく公認会計士に転身。しかし現在は夫の浮気が原因で4年もの間別居生活を送っている。

 今年39歳となる木南は、「私は29歳のとき、年代がひとつ上がるっていうことを大きく考えたくないがゆえに、28歳ぐらいから30歳のつもりで生きていました。予行演習みたいな感じで。いきなり明日が “30歳です”って言われるより、2年ぐらい準備しておけばそのボーダーラインを超える勢いがつきそうな気がして。特に何をするってわけじゃないんですけど、今も40代に向けて準備している感じの気持ちはあります。準備が必要なくらい、ラインは感じている気がします」と、“ボーダー”への私見を述べた。

 近年、主演ドラマや注目映画でのヒロイン役が相次ぐ期待の若手俳 優・畑芽育が演じるのは、大庭家の19歳の三女・大庭八海(おおば・はつみ)。歳の離れた末っ子ゆえ、家族の愛情を一身に浴びて育つも、どこか低体温の八海。夢も特になく、今は浪人生という名目で実家に居座っている。目標を持って人生を歩む同級生たちを見て焦りを募らせる中、気持ちを紛らわすために始めたマッチングアプリで出会いできた彼氏から交際0日婚を申し込まれる。

 自身は現在21歳。19歳のときの感想について「小さい頃から仕事をしてきて、どのタイミングで子役から俳優という肩書きに変わるのだろうという悩みを、19歳の頃に抱えていました」と回顧。「20歳になったら周りの役者さんたちに仲間入りできるような気がしていたので、早く20代になりたいという気持ちと、19歳という10代特有の気持ちが、せめぎ合っていたような思い出があります。そういった部分は、今回演じる八海に通ずるものもあるのかもしれません」と、自身の実体験を役柄に重ねていた。

 新井プロデューサーは「ラブ、ライフ、リミット、ファミリー、ミュージック、ハッピー、ときどきサスペンス。人生に必要なものを混ぜ混ぜして、1週間頑張った金曜日にハッピーな気持ちになれる作品にしたいと、5年越しに実現した企画です。現場では登場人物や 衣装 やセットに“かわいい!”連発で、新しいものが生まれていくワクワクを感じています」と作品に込めた思いを告白。「タイトルの『9ボーダー』は、9歳、19歳、29歳、39歳、49歳、59歳、69歳、79歳、89歳、99歳、109歳…の人を指した造語ですが、9ボーダーでない人ももちろん楽しんでいただける作品ですので、とにかく難しいことは考えず気楽に見てもらえるとうれしいです」と呼びかけた。

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