徳光和夫 日大アメフト部「廃部」方針に「大学側の責任回避じゃないかな」「保身になってしまっている」

[ 2023年12月2日 11:42 ]

フリーアナウンサーの徳光和夫
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 フリーアナウンサー徳光和夫(82)が2日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。日本大学アメリカンフットボール部が違法薬物問題などをめぐり「廃部」の方針が示されたことに言及した。

 アメフト部を巡っては、違法薬物事件でこれまでに4人が立件されていることなどから、学内の会議で「廃部」とする方針が示されたが、1日に行われた理事会では「継続審議」とし4日に会見を開く予定となっている。

 徳光は「日大の学生たちの間では2018年の悪質タックル事件の記憶がまだ新しい中で今回の不祥事。アメフト部の管理体制そのものに問題があったっていうことの証で当然の結果と見るむきもあるんですが、果たして本当にこの方針が今後の日大のあり方を変えていくのにつながるのかどうかなって。しっかりこの後もまだ廃部が決定したわけでありませんので執行部には考えてもらいたい」とただ廃部にすれば済む問題ではないとした。

 続けて「確かに手を出しちゃいけない違法薬物を手に入れて使ったこと。これはアメフト部員自身の責任でありますし、部員に対しての管理不行き届き、そういった意味でアメフト部に問われますが、アメフト部の体制を見ますと、管理なり指導なり一体誰がするのか。これは大学の執行部になる」と指摘した。

 だからこそ「事件が明るみに出て4カ月たとうとしてますが、今におきまして再発防止策って聞いた事ないでしょ?事件そのものの実態も何となく把握できないという。そういったようなところがある中で、今回の廃部決定は言い過ぎかもしれませんけど、大学執行部に責任あるんじゃないの?って思ってしまいますね」とアメフト部だけでなく大学側の責任問題とした。

 そして「自分たちの対応のまずさを棚にあげてですね、廃部の方向へどんどん行ってるのは大学側の責任回避じゃないかなと私は思えてならない」と大学側を厳しく批判した。

 徳光は日大アメフト部について「相当、歴史がある」とし、大学にアメフトという文化が根付いたのは同部のおかげとし「実績ある大学ですので、こういった形で廃部になってしまいますと、人生設計の変更を求められる在校生もいる。受験生の心情を組むと、受験してみようかって気持ちから遠ざかっちゃう」と在校生や受験生への影響を心配した。

 改めて「歴史ある、伝統ある日大アメフト部なので、何とか存続を考えて対応して協議してもらいたい」とし「再発防止策をしっかり表に出すことじゃないかな。意地悪な見方をすれば、国からの私学助成金を失いたくないっていうようなところがあって保身になってしまっているんじゃないかと思えてならない。あくまで学生のことを考えて、廃部は非常に大きい問題だと思いますので是非対応してもらいたい」と自身の考えを口にした。

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