羽生善治九段 プレーオフ進出残った!無敗の永瀬九段下し4勝2敗 王将戦挑戦者決定リーグ

[ 2023年11月15日 04:45 ]

感想戦を行う羽生九段(手前は永瀬九段)(撮影・吉田 剛)
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 将棋の第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は14日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの1局を行い、先手の羽生善治九段(53)が永瀬拓矢九段(31)を113手で下した。羽生は4勝2敗で今期リーグを終了。22日の最終一斉対局次第で挑戦者決定プレーオフに進出する可能性を残した。

 リーグ最年長なのに羽生の指し手は相変わらず若々しい。「ちょっと頑張っていかないと模様が悪くなるので」と、開局早々の21手目で[先]7五歩と突き開戦。「是非は微妙でした」としながらその後はほぼ攻撃に時間を割く。終盤は永瀬の猛反撃を許したが、冷静さを失わず逃げ切った。

 日本将棋連盟の会長となって初のリーグ。公務の合間に対局が入る日常で、前日13日は藤井聡太王将(21)=8冠=の内閣総理大臣顕彰授与式に付き添う大役を果たしたばかり。この日も対局後は連盟内で免状への署名作業に没頭。2期連続挑戦については他力だけに「今は特に何も思うところはないです」と話すにとどめたが、多忙の中でもこの位置にいるのは驚き以外にない。

 一方で開幕以来4連勝と首位を快走していた永瀬は初黒星。「もう一局も精いっぱい準備します」と、22日の佐々木勇気八段(29)戦を見据えていた。

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