元劇団員の母も宝塚の実態を証言「生徒と呼ぶけど駒扱い、清く正しく美しく、なんて夢のまた夢」

[ 2023年11月15日 15:43 ]

<宝塚歌劇団会見>会見を行う木場理事長 (撮影・成瀬 徹)
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 元宝塚歌劇団の劇団員を娘に持つ母親が15日放送のTBS系情報番組「ゴゴスマ―GGO!Smile!―」にビデオ出演し、「清く正しく美しく、とか夢のまた夢」と娘から伝え聞いた劇団の実態を証言した。

 9月に急死した女性の遺族側が報告した勤務実態について確認し「もっとひどい時もあった。深夜2時や3時は当たり前。朝も6時からやっていることもあった」と明かした。

 パワハラについても「上級生が言うことは絶対。イヤでも“はい”と言わないとダメ。上級生にしたら“私はもっとヒドいことをやられたから、これぐらいで許してあげよう”という感じだったようです」と当時の娘の状況を振り返った。「生徒、生徒とか言うけど駒ですよ。吹けば飛ぶような駒、愛はない」と断じた。

 数々の報道でこのような証言が出ているにもかかわらず、宝塚歌劇団は「いじめやパワハラは確認できなかった」と会見で報告。ただ、宙組所属の4人がヒアリングを辞退している。これについて番組に出演した正木裕美弁護士は「どういう立場の人がどういう理由で辞退されたのか明らかになっていない以上、現在出ている事実がどこまで正確に現れているのか疑問が残ってしまう」と指摘した。

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