宮根誠司が指摘 宝塚で起きた悲劇は若くして閉ざされた世界に入る劇団員たちの精神的幼さが原因?

[ 2023年11月15日 19:51 ]

宮根誠司アナ
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 フリーアナウンサーの宮根誠司(60)が15日、司会を務める読売テレビ「ミヤネ屋」で、9月に宝塚歌劇団宙組に所属する女性が急死した問題について劇団員の“精神的幼さ”が起こした可能性について言及した。

 宝塚歌劇団に入るためには、まず宝塚音楽学校に入る必要があり、受験資格は基本的に15~18歳。宮根は「若くして閉ざされた世界に入ったために、他の世界を知らず、パワハラと言われてもよくわからず、そのまま大きくなっていく人が多いのではないか」と推察した。実際に、この問題を機に何人もの宝塚OGに話を聞いた宮根は「空間の中で長期間にわたって生活をしていると、こういうものである、これが当たり前である、と思ってパワハラという意識は希薄だったという人がけっこういらっしゃった」と語った。

 専門家の1人として番組に出演した亀井正貴弁護士は「こういうゆがんだ組織風土の中で育った劇団員の気持ちをほぐしてヒアリングしないといけない」と指摘する。調査委員会は劇団が依頼した弁護士などで構成され、1カ月にわたり宙組の劇団員や遺族など70人以上のヒアリングを行ったと報告。しかし、亀井弁護士は「1カ月など全然足りない。宙組に限らず他の劇団員、さらに宝塚OG、そしてLINEやメールなどの全証拠も精査する必要があるので、少なくとも3カ月は必要。これで良しとするのはあり得ない」と劇団の対応を批判した。

 宮根も「宝塚歌劇団には再度、第三者委員会などで調査をしてほしいし、何よりもきちんと遺族の方に謝罪してほしい」と願っていた。

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