徳光和夫アナ 谷村新司さんを追悼「チンペイさんのロマン溢れる歌声が聞けないのかなと思うと無念で」

[ 2023年10月21日 13:03 ]

フリーアナウンサーの徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(82)が21日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。今月8日に亡くなった谷村新司さんを追悼した。

 徳光アナは「悲しかったり、魂が打ち震えるコンサートに行ったり、会いたかった人に会えたり、そういった1週間だった」とこの1週間を振り返り、「一番ショックだったのはチンペイさんの訃報だね…。突然の訃報に声を失ったのは私だけではないと思いますけど」ともらし、「シンガーソングライターでアリスのリーダーだった谷村新司さんが74歳で鬼籍に入られたということであります」とあらためて訃報を伝えた。

 谷村さんは同番組にも出演しており、2019年10月12日放送回の在りし日の谷村さんの声をオンエア。谷村さんは「自分が50歳、60歳になった時にもちゃんと歌える歌をって30歳の頃から思って。だからソロアルバムを実はアリス時代からやっていた」と明かしていた。

 その話に、徳光アナも「本当そうなんだよね。最近もいい歌たくさんありますよ、いろんないいアーティストの方、歌ってらっしゃいます。ただ、谷村さんにあって今の音楽にないものは品格じゃないかなというふうに思うんです。詩や曲から沸き立つ色香っていうんだろうか、風情というか、そういったようなものが谷村作品の中には随所に散りばめられておりまして、それが時代を越えて、あるいは世代を超えて認知され支持され、歌い継がれていくんじゃないかなと。まさしくかぐわしき文学というようなところがチンペイさんの曲にはあったなと思う」を語った。

 さらに、谷村さんといえば、日本テレビ「24時間テレビ」内で加山雄三と共同制作した名曲「サライ」。今年の同番組で、徳光アナが谷村さんからの手紙を読み上げたが、「谷村さんがお手紙をくださいまして、それを読んでもらいたいという手紙ではなかったんですけれども、チンピイさんを何とか激励しようと、加山雄三さんと。私が手紙を読ませていただいて、加山さんが激励の言葉を述べられた」と舞台裏を明かし。

 「『24時間テレビ』のスタッフが亡くなる2週間前に(お礼に)行かれたそうなんですよ」と徳光アナ。その時、谷村さんは「24時間テレビ」を病床で見ていたことを聞いたといい、「大変に喜んでらっしゃったという、話を伺いまして、ホッとするやら、そういうお話を聞くと、より以上に残念でもう、チンペイさんのロマン溢れる歌声が聞けないのかなと思うと、無念でなりません」と追悼した。

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