フジ ジャニーズの今後の起用は「継続していく」「新規で出演契約を結ぶということはある」 忖度は否定

[ 2023年9月29日 15:36 ]

フジテレビ
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 フジテレビは29日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長(2019年死去)による性加害問題で、所属タレントの今後の起用について説明した。

 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡っては、企業によるジャニーズ事務所所属のタレント出演のCMや広告契約の見直しが相次いでいる。TBSでは「A―Studio+」でゲストを予定していた「Sexy Zone」の中島健人が収録延期の措置を取られていた。

 港浩一社長は「キャスティングに関しては、被害者への対応が着実に実施されていることを確認しながら適切に判断することで、視聴者の方々に楽しんでいただける番組作りをしていく」とコメント。

 専務取締役の大多亮氏は「フジテレビとしては継続していく。月9は二宮さんですし、木曜19時も相葉さんの新バラエティが始まる。改めてジャニーズ事務所がどういう対応になっていくのかっていうのかを注視しながらの継続ということになる。すぐに新規のキャスティングということはないが、ジャニーズ事務所の行動を見ながら(判断)」といい「現時点では起用を直ちにやめるということはない」と断言した。

 ジャニーズ所属タレントと新規契約を結ばないのかと追及されると、大多氏は「ただ単発で何か音楽番組であるとか、そういうものがあったときにどうしていくかに関しては、新規で出演契約を結ぶということはあるかもしれない。全部今から“新規はやりません”とか…新規のものが今あるかと言われれば今はない」と述べ、港社長は「(起用に関する方針は)変わっていません」と語った。

 なお、忖度については否定。大多氏は、プロデューサー時代を振り返り「多くのジャニーズ事務所のタレントの方、マネジャーとの付き合いはたくさんあった。ほとんど話されることはドラマの中身に終始していて“いいものを作りたい”“ヒットさせたいよね”という中での話し合いがほとんどで、そのときにこういったような大きな性加害の問題が裏にあって、それを把握しているのであれば、会社としての動きを伝えるべきではなかったかということに考えが至らなかった。認識が甘いという点においては反省せざるを得ない」と語った。

 同局では、年末の音楽特番「FNS歌謡祭」で、2019年から「嵐」の相葉雅紀が司会を務めている。その他、ジャニーズ事務所所属タレントが出演する番組は、Hey!Say!JUMPの冠番組「いただきハイジャンプ」、KinKi Kidsの冠番組「KinKi Kidsのブンブブーン」、10月スタートのTOKIO冠番組「トキタビ」、NEWSの増田貴久がレギュラー出演する「ネタパレ」、King&Princeの髙橋海人がレギュラー出演する「坂上どうぶつ王国」など。

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