キン肉マン登場「アデランスの中野さん」死去していた ゆでたまご嶋田氏「作品の中で永久に不滅」

[ 2023年9月29日 12:30 ]

超キン肉マン展で展示されているアデランスの中野さんのカツラの前で記念撮影をした(左から)中野和雄さん(左)と“ゆでたまご”の2人
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 人気漫画「キン肉マン」の解説者役などで登場した「アデランスの中野さん」のモデルで、週刊少年ジャンプの編集者だった中野和雄さんが7月中旬に死去していたことが分かった。77歳。佐賀県出身。死因は非公表。

 中野さんは、早大を卒業後、集英社に入社。週刊少年ジャンプ編集部に配属された。ギャグ漫画家の発掘にたけ、キン肉マンの初代編集担当を務めただけでなく、「ど根性ガエル」の吉沢やすみ氏(73)、「東大一直線」の小林よしのり氏(70)を担当した。

 作家に愛され、キン肉マンだけでなく「東大一直線」や「1・2のアッホ!!」(コンタロウ氏)にも中野氏をモデルとするキャラクターが登場した。

 週刊少年ジャンプの副編集長、フレッシュジャンプの編集長などを務めた。

 「キン肉マン」の作者ゆでたまごの嶋田隆司氏は、本紙に追悼コメントを寄せた。内容は以下の通り。

 「46年前、漫画家志望の高校生二人組に声をかけて頂き、反対する親を説得しに大阪まで来て、『キン肉マン』の連載を立ち上げ、デビュー後も漫画のストーリーの作り方、コマ割りの仕方など容赦なくシゴかれまくり、その仕返しに作中にアデランスの中野さんとして登場させ、徹底的にイジりまくっても怒らずニコニコして見てくれたあの笑顔が忘れられません。

 高校生二人組が“ゆでたまご”として世間に認知されるようになったのは中野さんのおかげです。

 中野さんは、天国に行かれましたが、『キン肉マン』の中ではアデランスの中野さんは永久に不滅です。

 ありがとうございました、フォーエバー中野さん!!」

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