古舘伊知郎が反省 ジャニー氏のうわさ“夜ヒット”司会当時に聞くも「男色であっても性加害とは思わず…」

[ 2023年9月10日 16:00 ]

古舘伊知郎アナウンサー
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(68)が10日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」で代打司会を務め、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題について語った。

 7日に同事務所が会見。ジャニー氏の性加害を認めて謝罪し、藤島ジュリー景子氏が社長を退き、新社長に少年隊・東山紀之が就任、年内での芸能活動引退を発表した。注目された「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

 古舘は「ジュリーさんは社長を降りたとしても代表取締役のままで、100%の株を持ってる。それでジャニーズの名称変更をしないでやっていくなら、株を売って、その多くを性被害者の賠償金に充てないと示しがつかないんじゃないか」と指摘。「今までのジャニーズ事務所の栄華の宿痾(しゅくあ)をジュリーさんが全部背負うのは大変だと思うけど、やらなきゃならない国際問題になってると思う」と語った。

 性加害問題をメディアが報じてこなかったことについては、「僕もアナウンサーやって、フリーになって長いけど。テレビ局に雇われて80年代から夜のヒットスタジオで司会とかやってたんで、ウワサはいっぱい聞くわけですよ」と回想。「ジャニーさんが男色ではあっても、さすがに性加害とは思わない時代の感覚で都合よくとらえて、右から左にウワサとして流してきた」と、反省も込めて振り返った。

 ジャーナリスト・須田慎一郎氏は「テレビ局も新聞社も出版社も、すべてのメディアがジャニーズを使って金儲けしてきた。そのビジネスモデルが崩れたから攻撃、批判できるぞと一斉に批判を始めている非常に気持ち悪い構図。(性加害のうわさを)無視して金儲けしてきたのは一体誰なのか?テレビ局であり新聞社であり出版社でしょ。そういった反省に立っていないのが問題」と語気を強めた。

 古舘は「須田さんの指摘は重い。テレビで長年飯食ってきた立場で言うと、ウワサとして聞いててそのままにしてた不作為だけじゃなくて、告発本でリアルな証言があって、そこではたと立ち止まらなきゃいけないのに、なかったことにしてきましたからね」と受け止めていた。

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