秋野暢子 個展開催 がん患い人生観変化 毎日が奇跡と実感「新しい命もらった…大切にしたい」

[ 2023年7月5日 14:42 ]

個展「色彩の希望 秋野暢子作品展~がんを乗り越えて、新たな色を見つける~」を開催した秋野暢子
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 女優の秋野暢子(66)が5日、東京・西武渋谷店で絵画とアートフラワーの個展「色彩の希望 秋野暢子作品展~がんを乗り越えて、新たな色を見つける~」を開催した。

 昨年ステージ3の食道がんを発症し、化学放射線療法で治療に努め、今年4月に寛解。周囲から「秋野さんの明るい絵を通して多くの病で苦しむ方々に元気を与えられないか?」との勧めもあり、展示会を開催することになった。期間は11日まで。秋野の意向により売上の一部は、がん研究に役立ててもらうため寄付する。

 がんが判明したときの心境を振り返り「がんにならないと思いますよね。これがなるんですよ。2人に1人がなる時代。私は健康的な生活をしていたのにがんになった。“基本的には運”ってお医者さんがそう言ってました。運だそうです。びっくりです。青天の霹靂だった」とコメント。闘病生活では、抗がん剤の副作用も少なかったといい「闘病されている人と比べると、楽なほうだったと思う。恵まれていました」と話した。

 がんを患ったことで「生き方が変わった」とも。「しゃべること、立つこと、食べること全部奇跡ってわかった。毎日が奇跡なんだって病気してわかった。人生観変わります。新しい命をもらったって感じがするので、大切にしたいと思う」と、しみじみ述べた。

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