林修氏、名誉毀損で訴訟準備へ SNSで拡散されている虚偽事実投稿に「対応策取る」 ことの発端は4年前

[ 2023年5月16日 18:26 ]

予備校講師でタレントの林修氏
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 予備校講師でタレントの林修氏(57)が16日、自身のブログを更新。SNSで自身の発言を切り取り、虚偽事実として投稿されることに注意喚起とともに名誉毀損として訴訟準備をしていることを明かした。

 林氏は「ご報告」と題して自身のブログを更新し「実は、ここ数年、SNSにおいて、私が問題提起のために第三者の主張を引用した際の発言を切り抜き、あたかも私が『年収890万~920万ないと社会のお荷物』であるという見解を持っているかのような虚偽事実を投稿されることが多々あり、いわれなき誹謗・中傷に悩まされてきましたが、今回対応策を取ることにしましたので、皆様にご報告申し上げます」と伝えた。

 ことの発端については2019年に放送されたTBS系「林先生が驚く初耳学!」の番組内企画として行われた「高学歴ニート」と言われる人たちに対しての「講義」での発言だった。

 その際「番組の準備に際して、私が心掛けたことはまず決して彼らを否定しないことです。つまり彼らが(主体的に)選択した生き方を、第三者である私が軽々しく否定することは絶対にしてはならない、という自戒をもってこの企画に臨みました」と、企画に参加した“生徒”たちに対しての発言や思いには細心の注意を払っていたことを明かした。

 放送後の周囲の反応は「好評をたまわり、視聴率も非常に高い数字を得ることができました」とし「多くの方からお褒めの言葉をいただきましたが、クレームは一件も僕のもとには届きませんでした。デリケートな仕事ではあったが、頑張ってよかったと安堵していた」という。

 だが、数日後に状況が変わり始めた。「この番組の一場面を、前後の文脈とかかわりなく切り取った写真がSNSに出回るようになり、私に対する批判が高まり始めた」と、林氏の発言の一部だけを切り取られている画像を添えた。その画像により「差別的な人間であるかのような扱いをしており、それを見た方々が私を叩き始めた」とした。

 放送から4年が経った今も画像を見た人たちからは誹謗中傷が届く。さらに「悪質な編集のなされた画像までネット上で拡散」とネット上で拡散されている5枚の画像を添え、「捏造された虚偽事実を広めて、私の名誉を侵害していることは明らか」とした。

 林氏は「繰り返しますが、『年収890万~920万ないと社会のお荷物』という見解は私の見解ではありません」と否定し、「それにも関わらず、あたかも私の見解であるかのような虚偽事実を投稿することは、私の名誉を侵害するものです。ここまでエスカレートすると、さすがに何らかの措置を講じる必要があると判断し、所属事務所とも相談の上、名誉毀損として警察に何度も相談しています。さらには、弁護士の先生にも相談し、訴訟の準備も進めています」と名誉毀損として訴訟準備を進めていることを記した。

 最後に「私のように、多少は知られている人間が行動を起こすことによって、軽い気持ちで人を傷つけるようなことが少しでも減れば、という思いもあって今回の決断に至りました。確かにSNSは便利です。しかし、使い方を誤れば鋭利な凶器にもなることを再認識していただきたく、今回のご報告となりました。ご理解たまわりますよう、よろしくお願いします」と伝えた。

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