80年代漫才ブームけん引した“アラ古希”芸人まだまだ元気 ザ・ぼんち、大平サブローがツアー開催!

[ 2022年6月22日 13:33 ]

吉本興業110周年感謝祭のイベントツアー発表会見に臨んだ(左から)大平サブロー、「ザ・ぼんち」ぼんちおさむ、里見まさと、
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 漫才コンビ「ザ・ぼんち」のぼんちおさむ(69)、里見まさと(70)と大平サブロー(66)は22日、大阪市内で「吉本興業110周年感謝祭 ザ・ぼんち古希記念公演ツアー」「サブロックフェスティバル2022―2023」の発表会見に出席。40年前の「漫才ブーム」の話題で大盛り上がりした。

 80~82年、漫才ブームのトップを走ったザ・ぼんち。「ちょっと待ってください、川崎さん」(まさと)「そ~なんです」(おさむ)の名セリフで一世を風靡(ふうび)したシングルレコード「恋のぼんちシート」は80万枚を突破する大人気だった。テレビ・ラジオのレギュラーが週に14本。漫才師として初めて日本武道館でコンサートを開いた。

 超多忙な頃の有名なエピソードも披露。静岡・御前崎、山梨・甲府で、同じ日、同じ時間に2つのショーをダブルブッキング。ザ・ぼんちの当時マネージャーだった現吉本会長の大崎洋氏(68)が組んだスケジュールだった。「マネージャーのミス。ぼんち兄さんらは秒刻みで動いてましたね」とサブロー。直線距離で130キロ。当然、両方同時に出演できない。まさと、おさむの2人はヘリコプターで御前崎―甲府間を移動。無理矢理両方の仕事をこなした。ザ・ぼんちの2人が到着するまで、20分の出番の予定を延長して1時間半も喋り続けたのがサブローと、10年前に亡くなったシローさんのコンビ。おさむも「大崎会長がヘリコプターの砂埃を被ってましたね」と懐かしそうに振り返っていた。

 ザ・ぼんちはコンビ結成50周年で、今年中にコンビ共に70才となる。「古希記念ツアー~ダイヤモンドは砕けない~」を愛知・御園座(7月29日)、滋賀・日野町民会館(9月4日)、東京・よしもと有楽町シアター(11月25日)、福岡・CONNECT劇場(来年1月28日)と全国4か所で開催する。ネタあり、トークあり。まさとは「人前に立っていい顔して、いい声を張り上げて負けないように漫才をやってきたことが元気の秘訣」と50周年を振り返り、「お客さんを笑わせることが元気の素」とおさむ。「福岡まで頑張ります」と2人が声を揃えた。

 一方、サブローは「サブロックフェスティバル2022―2023」として奈良(7月3日)、大阪(9月30日)、滋賀(12月17日)、兵庫(来年2月24日)の4カ所でライブ。10年前に始めたギターと自慢の歌声を披露する。さらに京都(10月30日)、大阪(来年3月26日)にスペシャルディナーショーを開催。京都では古くからの知人である歌手のBORO(68)、大阪では宇崎竜童(76)がゲスト出演する。

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2022年6月22日のニュース