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日テレ“スポーツ実況の顔”河村亮さん急死 1ヶ月前に倒れ入院、54歳脳出血で

[ 2022年5月17日 05:00 ]

14年、日米野球で放送ブースに並ぶ日本テレビ・河村亮アナウンサー(左)と松井秀喜氏
Photo By スポニチ

 プロ野球巨人戦や箱根駅伝など数多くのスポーツ実況を担当した、日本テレビアナウンサーの河村亮(かわむら・りょう)さんが14日、脳出血のため都内の病院で死去した。54歳。神奈川県出身。葬儀・告別式は近親者と関係者で行う。

 同局によると、かねて体調不良で都内の病院に入院していた。そのまま入院先で亡くなったという。

 3月3日にBS日テレで放送された巨人―西武のオープン戦中継に巨人側の中継リポーターとして出演。同19日放送のラジオ日本「日テレアナ・ザ・ワールド!」が最後の仕事になった。プロ野球関係者は「1カ月ほど前に倒れて、入院していたと聞いている。まだまだ若いのに残念だ」と話した。

 1991年に入社し、アナウンス部に配属。94年に初めてプロ野球実況を務めた際は巨人の元木大介、岡崎郁、大久保博元の3連続ホームランを伝えた。その後も巨人戦や箱根駅伝などのスポーツ番組で長く活躍。日テレ関係者は「試合前に自分でしっかりと選手を取材して、そのエピソードを実況で話すことを得意にしていた」と振り返った。

 特に知られているのが、06年10月10日に東京ドームで行われた巨人―中日の実況。延長12回に中日の主砲ウッズがリーグ優勝を決定づける特大の満塁弾を放った瞬間「痛烈!一閃(いっせん)!」と叫んだ。この表現は河村アナの“代名詞”としてプロ野球ファンの間に浸透した。

 箱根駅伝に定着した「山の神」というフレーズを広めたのも河村アナ。07年、順大の今井正人が山上りの5区で圧倒的な走りを見せて往路優勝に導くと「山の神、ここに降臨。その名は今井正人」と実況で称えた。関係者によると、山のスペシャリストとして君臨していた今井が、ライバルチームからも「神」と呼ばれていたことを取材で知り実況に盛り込んだという。先頭集団の様子を伝える1号車実況を計11回務めるなどエースアナとして存在感を放った。

 09年ゴルフ日本シリーズで丸山茂樹(52)が10年ぶりに優勝した際に「歓声の中心に丸山が帰ってきました」と実況したことも有名。「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」などバラエティー番組でも活躍し、明るいキャラクターで知られた。

 ◆河村 亮(かわむら・りょう)1967年(昭42)6月生まれ、神奈川県出身。同県茅ケ崎市で生まれ、新潟市で育つ。早大卒。12年にイチローが出場した大リーグの日本開幕戦マリナーズ―アスレチックスや、13年「長嶋茂雄&松井秀喜W国民栄誉賞!独占生中継スペシャル」で実況を担当。バラエティーでは「24時間テレビ」のマラソン実況や「高校生クイズ」「頭脳王」などに出演した。

 ▼脳出血 脳の中の動脈が破れて出血が起こる脳卒中の一つ。出血の場所と量によって異なるが、急な頭痛、嘔吐(おうと)、左右どちらかの手足に起こる麻痺(まひ)、意識混濁などが主な症状となる。原因の最も大きな危険因子は高血圧、動脈硬化。まれに脳の血管の奇形が破裂することもある。出血後の早期治療が重要だが、後遺症として半身麻痺や感覚障害が残ることもある。

 

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