安田菜津紀氏 プーチン氏の核使用警告への対応が「核シェア、核共有…都合のいい言葉で核廃絶と逆方向に」

[ 2022年5月1日 13:24 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 フォトジャーナリストで海外、日本で貧困や災害、難民問題を取材している安田菜津紀さんが1日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。ロシアのプーチン大統領が4月27日に、ウクライナ侵攻の目標を完遂すると明言した上で、核兵器使用も辞さない姿勢を示したことに言及した。

 プーチン氏は、ウクライナでの軍事作戦に関し、第三国が脅威を与えようとした場合は「電撃的な対抗措置を取る」と警告し「ロシアは他国にない兵器を保有している。必要なら使う」として、核兵器使用も辞さない構えでウクライナへの軍事支援を強める欧米を強くけん制した。

 安田氏は「先日、長崎で被爆された方にインタビューをさせてもらった時に、“自分たち被爆者の声というのは、プーチン大統領に届いていなかったのか、それくらいか細い声だったのか”“核兵器禁止条約ができた時に、自分たち被爆者は生きててよかったって、手を取り合って喜び合ったのに”っていう胸のつぶれる思いだということを語っていらっしゃったんですよね」と言い、「なので、プーチン大統領にどういうふうに歯止めをかけていくのかっていうことももちろんですし、同時に核シェアだったり核共有だったり聞こえのいい言葉とともに今、核廃絶とは逆方向に進もうとしていないだろうかということは、日本も含めて問われていることではないかというふうに思います」と自身の考えを述べた。

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2022年5月1日のニュース