萩原聖人 15年ぶり主演映画「月の犬」が公開 見どころは「撮影に2日をかけたアクション」

[ 2026年4月27日 11:46 ]

映画「月の犬」で15年ぶりの単独主演を務めた萩原聖人
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 俳優の萩原聖人(54)が15年ぶりに単独主演した映画「月の犬」(監督横井健司)の公開が始まった。

 劇中では、闇社会で生きていた男・東島を熱演。妻を亡くし生きる気力を失った男は、組織から離れ見知らぬ街にたどり着く。

 横井監督に「ATG(日本アート・シアター・ギルド)のニオイを感じる映画を撮りたい」と誘われ、「ジャパニーズ・ノワールを表現するためにはどうすればいいのか。そこに生きている人間の生きざまをまとうにはどうすべきか」。何度も話し合いを重ねカメラの前に立った。

 1973年にスタートした映画「仁義なき戦い」シリーズを見て育ったという萩原は、同作に出演していた北大路欣也(83)や、菅原文太さんは「永遠のヒーロー。そのニオイを踏襲したい」と今作に臨んだという。

 バーの女(黒谷友香)、闇組織の一員の男(深水元基)。東島が出会う人間は皆、絶望を抱えている。

 「映画に登場するのは現代から拒絶され、取り残された人間達。物語ではなく、おそらくいまどこかの街で暮らしている。そのリアリティーを追求しました」。

 見どころは、深水と日本刀で斬り合うアクションシーン。

 「2日間をかけて撮影をしました。カッコよく、キレイにやらないということが難しかった。深水くんと全力でぶつかり合ったので、体中が痛くて最後はもうヘロヘロでした。でも撮影が終わった時は、爽快感がありました」

 1987年にドラマ「あぶない刑事」で俳優デビューしてから、来年で40年を迎える。大事にしている言葉は、マハトマ・ガンジーの「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」という名言だ。

 「絶え間ない出会いがあり、常に真剣勝負をしなくてはいけないのが役者業。それがほぼ2カ月に1度ぐらいずつ訪れるので緊張の連続です。一つの役を生き抜いたという経験はありますが、正解やゴールがない世界。ゴールは永遠にないんでしょうけど、終わらないからこそ続けていくことができる。人生の最後に僕はどんな役をやるんだろうっていうことが楽しみなんです」。

 “終わらない”魅力を持つのは、役者を志した中学時代に出合い、2018年から、プロ雀士として活動する麻雀も同じだという。

 「人間の脳は生き残るために絶えず考え続けているんです。麻雀は手を動かしながらずっと先の展開を考えている。極めることはなくて、考え続けるもの。役者も同じだと思っています」

 ◇萩原 聖人(はぎわら・まさと)1971(昭46)年8月21日、神奈川県出身の54歳。87年にテレビドラマ「あぶない刑事」で俳優デビュー。90年のドラマ「はいすくーる落書2」で注目を集めた。94年の主演ドラマ「若者のすべて」が大ヒット。映画「学校」などの演技も評価された。プロ雀士としても活躍している。

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