BSよしもと開局 全国各地のお笑いをスマホで気軽に!無料視聴OK

[ 2022年3月22日 05:30 ]

「BSよしもと」開局を鏡開きで祝った(左から)東野幸治、西川きよし、「和牛」水田信二、川西賢志郎、福本愛菜
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 吉本興業が21日、BS放送「BSよしもと」を開局した。「地方創生」がコンセプトで、所属芸人らが全国各地の情報を“笑い”とともに発信する番組を中心に放送する。

 この日は都内スタジオで、開局記念特番「Cheeky’s a GoGoGo!」を6時間生放送。タレントの東野幸治(54)が司会を務め、スペシャルゲストに西川きよし(75)が登場した。

 1963年に吉本入りを果たした西川は「僕が入った時はタレントさんが100人くらいしかいなかったが、今は6000人以上。まさか吉本が放送局を持つなんて…」としみじみ。月~金曜には毎日10時間以上のバラエティー番組を生放送。東野は「一日中お笑いを見て、みんなで“くるくるパー”になってください!」と呼び掛けた。

 youTubeなど動画配信サービスが全盛の今、あえてテレビ局を開局。鍵となったのは2011年に始めた「全国住みます芸人」だ。47都道府県に芸人が住み、地元住民らと交流し、笑いの力で地域活性化に寄与してきた。そんな中で、18年に総務省がBS放送の新規参入の公募を開始。同省が求める「地方創生」の考え方が吉本の活動とマッチしたことから応募、19年に認定を受けた。

 地方局ともタッグを組む。奈良テレビやテレビ埼玉と番組を共同制作。常に番組があることでタレントの雇用にもつながっている。土日は「よしもとプレミアムアワー」と題し、花王名人劇場や吉本新喜劇を再放送。初回の26日は1980年に行われた「やすし・きよしのマンザイ独演会」を予定している。

 スマートフォンで同時配信を無料視聴できるのも魅力の一つ。他局のBSは専用アプリをインストールする必要があるが、BSよしもとはブラウザから気軽に楽しむことができる。吉本興業の大崎洋会長(68)は「見たい時にいつでも、手のひらでお笑いが見られるのはいいですよね」と話した。全国47都道府県のお笑いを手のひらで見放題。そんな放送局が開局した。

 ≪新庄BIGBOSSの公式戦初戦生中継≫番組編成は、平日の朝から夜までの生放送が中心。全国のローカルニュースなどを扱う地域密着型の情報番組「Cheeky’s a GoGo!」(月~金曜後1・00)や、独自視点で最新の政治問題や国際情勢などに切り込む報道番組「ワシんとこ・ポスト」(月~金曜後7・00)などが放送される。特別番組として25、26日には“BIGBOSS”こと日本ハムの新庄剛志監督(50)の公式戦初戦、ソフトバンク戦を独占生中継。27日午後7時からは女優の白石聖(23)主演で開局記念ドラマ「ファーストステップ~世界をつなぐ愛のしるし~」を放送する。

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2022年3月22日のニュース