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「鎌倉殿の13人」も“見られ方”に変化 初回は配信も好調「青天」超え!BS組も443万人 多様化進む

[ 2022年1月16日 05:00 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 今月9日にスタートしたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)の初回の平均世帯視聴率は17・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ライバルのテレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)を抑え、同時間帯横並びトップと好発進した。同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」による視聴も、前作「青天を衝け」を上回る好調ぶり。昨年前期の連続テレビ小説「おかえりモネ」から特に顕著になった“視聴スタイルの多様化”が進んでいる。

 希代のヒットメーカー・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 NHKによると、NHKプラスは9~10日の2日間、前作「青天を衝け」と比べ、2~3倍の視聴UB数(ユニークブラウザ数、ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数)(同時+見逃し)を獲得した。

 「おかえりモネ」は全120話の期間平均16・3%。リアルタイムの世帯視聴率は苦戦したものの、SNS上の反響は大きく、NHKプラスによる視聴は20年4月のサービス開始以来、朝ドラ歴代最高をマーク。「百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)の気持ちが通じ合う」第80話(昨年9月3日放送)が、歴代朝ドラのうち最も多く見られたエピソード(回)となった(同時と見逃し配信7日間)(10月28日現在)。

 有料配信サービス「NHKオンデマンド」も、第80話が21年度に有料配信したNHKの全番組のうち、最多視聴数を獲得(10月28日現在)。SNS上の盛り上がりに伴い「おかえりモネ」を初回から見るため、加入者が増加した。「鎌倉殿の13人」も同様の現象が起きる可能性がある。

 また、19年「いだてん~東京オリムピック噺~」以降、先行放送されるBSプレミアム(日曜後8・00)の視聴率は未発表だが、「鎌倉殿の13人」初回は「視聴人数」が公表された。

 総合テレビ(後8・00)=1771・9万人
 BSプレミアム(後6・00)=443・0万人
 総合テレビ・BSプレミアム合計=2083・1万人(総合テレビとBSプレミアムを両方視聴の重複を除く)

 全視聴者数のうち、BSプレミアム組が21%を占める計算に。本放送(総合テレビ)のリアルタイム視聴率だけで計り切れない広がりがある。

 ちなみに、「真田丸」(19・9%)と「鎌倉殿の13人」(17・3%)の初回平均世帯視聴率の世代別を比べると、

 「真田丸」:F3層(女性50~64歳)+F4層(女性65歳以上)=40・9%、M3層(男性50~64歳)+M4層(男性65歳以上)=41・1%
 「鎌倉殿の13人」:F3層(女性50~64歳)+F4層(女性65歳以上)=35・5%、M3層(男性50~64歳)+M4層(男性65歳以上)=33・7%

 依然として、男女50歳以上がメーン視聴者という構成は変わらない。「真田丸」の時は、日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」(日曜後7・58)が男女4~49歳の層で断然のトップ。年配層を奪い合うライバルはいなかったが、「鎌倉殿の13人」は18年スタートの「ポツンと一軒家」との勝負になる。

 「鎌倉殿の13人」初回が本放送前からツイッターの世界トレンド1位になったことも考えると、男女49歳以下はBSプレミアムかNHKプラスによる視聴が多いことが予想される。語りの有働由美子アナウンサーが登場人物の最期を淡々と読み上げる「ナレ死」など、SNSから火がついた「真田丸」は現在まで大河ドラマとして唯一、「Yahoo!検索大賞」ドラマ部門を受賞。「鎌倉殿の13人」も視聴率のみならず、配信やSNS上の反響、ご当地の盛り上がりなど、さらなるブームが期待される。

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