崔洋一監督 ぼうこうがんで闘病中 新たな治療をスタート「期待している」

[ 2022年1月13日 05:30 ]

崔洋一監督
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 映画「十階のモスキート」「月はどっちに出ている」「血と骨」などで知られ、日本映画監督協会の理事長も務める崔洋一監督(72)がぼうこうがんと闘病中であることを12日、本紙に明かした。20年4月に全摘出手術を受けたが、1年後の検査で右腎、リンパ、肺に転移していることが判明。今月4日から新たな治療をスタートし、寛解を目指す。

 崔監督が人知れず2年前から闘病していた。「尿が出ない」と異変を覚えたのは19年4月に営まれたロック歌手・内田裕也さんの葬儀の後だったという。都内の病院で検査を受けたところ、ぼうこうがんが見つかった。人工ぼうこうを付けるストーマ手術を提案されたが、セカンドオピニオンを求めて知人に相談。紹介された大学病院で自身の小腸を切り取って代替ぼうこうを作る方法を勧められ、こちらを選択した。

 20年4月に行われた手術は、ぼうこう全摘も含め16時間に及び、2カ月の入院生活を余儀なくされた。コロナの第1波(20年3~6月)と重なったこともあって「(情報が漏れることなく)治療に専念できた」と振り返るが、術後1年の検査で転移が見つかった。まずは大本のぼうこうがんを撃退するため、昨年12月に日本で発売されたばかりの新治療薬「パドセブ」の投与を今月4日から開始し、月3回のペースで半年続けるという。「結果が出るのは先だが、期待している」と前を向く。

 崔監督は親交のあった松田優作さんを追悼する2枚組DVDを昨年2月に発売した。89年11月6日に、ぼうこうがんのため40歳で亡くなった優作さん。翌90年12月3日に池袋サンシャイン劇場で仲間たちが開催した「CLUB DEJA―VU ONE NIGHT SHOW 松田優作・メモリアル・ライブ」の映像を編集、加えて水谷豊(69)や桃井かおり(70)ら、ライブを支えた人たちへのインタビューも盛り込んだ力作だ。その作業も実は闘病しながらのもので「優作の没後30年を記念した仕事。まさか同じ病気になるとは…」と、ついため息も出る。

 「映画監督としても、監督協会の理事長としても、やりたい仕事がまだまだある。そのためにまず治療に専念したい」と、崔監督は冷静にがんと向き合っている。

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