岡田准一 23年大河「どうする家康」で信長役 松潤演じる家康振り回すのが「楽しみ」

[ 2021年11月30日 05:30 ]

2023年の大河ドラマ「どうする家康」に出演する(左から)ムロツヨシ、有村架純、松本潤、岡田准一、阿部寛(C)NHK
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 俳優の岡田准一(41)が、2023年放送の松本潤(38)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」に織田信長役で出演する。東京・渋谷の同局で29日、出演者発表会見が行われ、岡田は「(徳川家康役の)マツジュンを振り回せるのが楽しみ」と大暴れを誓った。

 14年に放送され、主役を演じた「軍師官兵衛」以来2度目となる大河ドラマ。この日、会見場に姿を現すと松本と目を合わせてニヤリ。「今までは秀吉配下の役が多かったが、ようやく信長の立場に立つことができた」と語り「自分にとって大河は思い出深い場所。これまでのイメージを超えた信長を作りたい」と意気込んだ。

 作品では弱小国の主として生きる徳川家康が、その時々で重大な決断を下しながら、やがて天下人となる姿が描かれる。家康にとって信長は、恐れる対象でもあり憧れでもある存在だ。

 実際の2人の関係性にも通ずるところがある。ジャニーズ事務所の先輩後輩の間柄で、嵐が初めてバックダンサーについたのがV6だった。中でも2人はグループ内で本格的に俳優活動を行う者同士。05年に公開された映画「東京タワー」で初共演を果たすなど、松本は岡田の背中を見ながら育ってきた。

 松本に大河のオファーが来た際、真っ先に相談したのも岡田だった。その際に「1年間役を演じる経験は宝物だよ」とアドバイスをもらい出演を決断。松本は「そのおかげで自分は今ここにいます。(先輩としての)憧れをそのまま役に通していけると思う」と意気込んだ。

 会見でも互いに何度も顔を見合わせる関係性の良さをのぞかせた。岡田は「(松本に)出演を報告したら良いワインをごちそうしていただいた」とエピソードを披露。「心のケアが凄い人です」と人柄も絶賛。松本も「アドバイスしてもらった時、まさか今日一緒に並んでしゃべることになるとは思っていなかった」と笑みを浮かべた。

 クランクインは来年夏を予定。信頼関係を武器に約1年4カ月の長丁場を突き進む。

 ≪秀吉はムロツヨシ≫豊臣秀吉役はムロツヨシ(45)に決定した。岡田から「ムロさんを引きずり回してやりたい」と言われ「岡田さんに耐えながら、家康に勝利する日を楽しみにして演じたい」と笑顔で語った。また家康の正室・築山殿は有村架純(28)が務める。自身初の大河で松本との共演は3度目。「1度目はきょうだい、2度目は先生と生徒で恋をした。今回は明るく夫婦(めおと)漫才ができれば」と話した。ほかに阿部寛(57)が武田信玄を、野村萬斎(55)が今川義元を演じる。

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