藤井4冠 さあ王将戦で5冠だ!19日にも挑戦権獲得 渡辺3冠と史上初“豪華対決”へ

[ 2021年11月15日 05:30 ]

「昇龍」と記した色紙を披露する藤井聡太竜王
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 藤井聡太新竜王(19)=王位、叡王、棋聖=が第34期竜王戦7番勝負で達成した史上最年少4冠から一夜明けた14日、対局会場の山口県宇部市で会見し、今後への意欲を語った。年度内最後のタイトル戦となるスポニチ本社主催・第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグでは4勝0敗で首位独走中。残り2局で渡辺明王将(37)=名人、棋王=への挑戦を決めれば、「3冠対4冠」の史上初にして最大級の豪華対決が実現する。

 会見では「昇龍」と記した色紙をお披露目した。「龍」は竜王戦にちなむ。「勢いよく昇っていきたい。上を目指したい」。タイトル数や勝利数より、絶対的な強さを追究してきた史上最年少4冠。「まだまだ分からない局面は多い」と達成感はなく、視界には年度内最後のタイトル戦が入っている。

 7人が総当たりで6局ずつ指し、王将戦の挑戦権を争うリーグでは藤井が現在4勝0敗。19日に近藤誠也七段(25)戦、24日に永瀬拓矢王座(29)戦を控えるが、早ければ19日にも挑戦権を獲得する。前日の竜王戦後の会見でも「残り2戦も、しっかり集中して指せればと思う」と強く意識。ここで渡辺への挑戦権をつかめば史上初の「3冠対4冠」が実現する。

 両対局者のタイトル数が合わせて7に達した対決はあった。例えば95年の王将戦。当時の全7冠独占を目指し、6冠だった羽生善治九段(51)が王将の谷川浩司九段(59)に挑んではね返された。6冠全てを防衛して翌年再挑戦し、ついに独占をかなえた2度の7番勝負は、縦横30センチ余りの将棋盤を挟んで7冠が勢ぞろいした。

 ただ、「3冠対4冠」のようなタイトル数伯仲ではなかった。3冠対決なら13年棋聖戦、羽生と渡辺の間で実現。叡王戦が17年に昇格して全8冠になったこともあり、史上最大級の豪華対決への機運は高まっている。

 「序盤の構想力で上回られた対局が多かった。勉強になった」。改めて、豊島将之九段(31)への敬意を表した藤井が相好を崩した話題が「宇部ラーメン」。1日目の夕食でホテルから提供されたそうで、「食べる前から豚骨のにおいが漂ってきた。思ったより食べやすかった」。

 会見で花束贈呈した宇部市の篠崎圭二市長は期間中、「市内のホテルが満室になったり飲食店の予約が多かったと聞いた」と笑みを浮かべた。将来的なタイトル戦の再誘致にも意欲を示し、「彫刻のまち」だけに、史上最年少4冠誕生の地として記念モニュメントの設置を求める声もSNSで届いていると明かした。

 生まれて初めて訪ねたタイトル戦開催地の経済にまで影響を及ぼす藤井。昇龍の勢いは止まりそうにない。

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