空気階段「キングオブコント」14代目王者 鈴木もぐら 賞金で借金返済も「100万は勝負」

[ 2021年10月3日 05:30 ]

キングオブコント2021で優勝した空気階段。鈴木もぐら(左)と水川かたまり。
Photo By 提供写真

 コント日本一を決める「キングオブコント2021」の決勝が2日、TBSで生放送され、鈴木もぐら(34)と水川かたまり(31)のコンビ「空気階段」が初の王者に輝いた。大会史上最多となる参加者3015組の頂点に立った。

 優勝が決まると2人は感極まって抱き合った。結成10年目。鈴木は「僕らはコントしかなかったんで、やってきて良かった」。決勝進出は3年連続で、19年は9位、昨年は3位。目標としていた「くさい(931)」を見事に達成した。

 10組で競ったファーストステージは、火災が起きたSMクラブに居合わせた消防士と警察官のコントで歴代最高得点の486点を叩き出して1位通過。3組で競ったファイナルステージもトップ。完全優勝を果たした。

 完勝の要因は、月50本の劇場出演。この日のネタも劇場での観客の反応を見ながら、徐々にブラッシュアップしてきたネタだ。水川は「僕らは劇場で育ててもらった。劇場に感謝ですね」と話し、「キングに恥じない生活をしていきたい」と胸を張った。

 賞金1000万円は2人で折半。無類のギャンブル好きの鈴木は借金が550万円あり、完済へ向けて前進する。だが「奥さんと交渉して、100万円は勝負したい」と賭け事に使う気マンマン。何に賭けるかの本紙記者の質問に「スポニチさんですよね?そりゃ(競馬予想記者の)万哲さんでしょう!」と笑わせた。秋のG1シーズンでさらに増やす算段だ。

 《審査員4人変更 全員が大会覇者》審査員を務めたダウンタウン・松本人志(58)は「空気階段はいつか優勝すると思ってた。高レベルな中で優勝したのは価値が高い」と称賛した。今年は松本を除く4人の審査員を一新。全員が大会覇者で、東京03・飯塚悟志(48)、バイきんぐ・小峠英二(45)、ロバート・秋山竜次(43)、かまいたち・山内健司(40)が務めた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月3日のニュース