小栗旬 「クローズZERO」で「僕の人生も変わった」それ以降来なくなった役とは

[ 2021年10月3日 23:10 ]

俳優の小栗旬
Photo By スポニチ

 俳優の小栗旬(38)が3日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演し、人生の転機となった作品について語った。

 一つ目は98年、15歳の時に出演したフジテレビ系の「GTO」。イジメを受ける吉川のぼる役を演じたが「本当に何もわからなくて、オーディションを受けて、そういう役をもらって、レギュラーで撮影に毎回参加していくことが、ほぼ初めて圧倒されながら必死に皆にくらいういていこうって感じでしたね」と語った。

 その後、思ったような仕事ができず、俳優業を引退することも考えたというが「必要とされない、ということ以上の恐怖はない」「恐怖があれば強くなれる」と頑張ったという。

 ブレークするきっかけとなったのは「やっぱり花より男子じゃないですかねえ」と、05年のTBSドラマ「花より男子」を上げた。MCの予備校講師でタレントの林修(56)が「小栗さんのモノマネされる芸人さんは、みんなあそこに行きますね?」と尋ねると「最初にやった時は22歳か3歳の時なんですけど、もう15、6年たっているのに、今だに真似をしてもらえるっていうのはあの役が生き続けていることなので、役者をやってきた自分としてはうれしいことだなと思いますね。真似をしてくれるのはうれしいですけど、ただ…おばたくんがいるんですけど、『まーきの』が一人歩きしていった結果、小学生の子に『まーきの』って言われるんですよ。俺、そっちじゃないんだけどなあって…」と笑った。

 人生を変えたという作品はその後すぐに出演した映画「クローズZERO」。「花より男子」後「すぐ、運よく真逆の『クローズ』って作品ができたので。でも『クローズ』以降は弱くて繊細な役が来なくなりましたね。でも『クローズZERO』で僕の人生も変わったんだろうなあって感じますね」とうなずいた。

 また、その後に出演した蜷川幸雄演出の舞台「カリギュラ」(2007年)に出演した時には「結構あれが自分にとってすごく高いハードルだった。全部やり切った時に燃え尽きちゃった感じになっちゃって」という。小栗は「公演中に
とにかく体当たりで臨んだもので…途中から変な夢とか見始めるんですよ。カリギュラというのは、最終的に自分の周りの家臣たちに刺し殺されて死んでいくというラストを迎えるんですけど…刺し殺されて舞台が終わった後に、自分で短剣で刺して最期を迎えるっていう夢を見るんですよ。あれはしんどかったです」と語り、「そこからの数年は、どうしてもエンジンがかからないというか…こんな感じでやっている自分にそれでも仕事のオファーをくれている人に失礼なことをしているんじゃないかって悩んでいる時間はかなりありましたね」と振り返った。

 だが、30歳になって「、オファーのくる役が青年からちょっと大人の役に変わっていくということに面白味を見つけることが出来てやる気が出てきた」と明かした。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月3日のニュース