コロナ陽性者で休演の歌舞伎座「九月大歌舞伎」第2部は7日から開催 中村錦之助、種之助が代役

[ 2021年9月5日 18:05 ]

歌舞伎座
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 松竹は5日、歌舞伎座「九月大歌舞伎」第2部「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」(おうみげんじせんじんやかた もりつなじんや)の代役について発表。2日の初日から中止していた第2部の公演を7日から行うことも発表した。

 先月31日に第2部出演者ら舞台関係者5人が新型コロナのPCR検査で陽性と確認されたと発表。第2部は2日から6日まで上演中止としていた。

 発表によると、陽性と確認されたのは第2部「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」に出演予定だった中村歌昇(32)、中村隼人(27)を含む舞台関係者5人。9月興行に向けた定期的なPCR検査(対象者は644人)で判明した。第1部の舞台関係者2人、第3部の舞台関係者1人も陽性だったが、劇場内の該当箇所などの消毒を実施、客席や舞台、楽屋への影響はないと確認されたため、第1部と第3部については予定通り2日から上演している。

 松竹は公式サイトで「歌舞伎座『九月大歌舞伎』第二部『近江源氏先陣館 盛綱陣屋』(おうみげんじせんじんやかた もりつなじんや)に出演を予定しておりました中村歌昇、中村隼人を含む舞台関係者5名が新型コロナウイルス感染症『陽性』であることをうけ、また、念のため自主的な判断のもと、業務上の関わりのある周辺関係者を当面休養としたため、9月2日(木)初日から6日(月)までの第二部を中止しておりました」と説明。「その後、経過観察期間における周辺関係者の健康状態は平常であり、また、PCR検査も実施し、関係者全員『陰性』判定でしたので、9月7日(火)より公演を開催いたします」と発表した。

 続けて「中村歌昇、中村隼人は当該保健所の指導及び松竹のガイドラインに則り、引き続き休演し療養に専念いたします」と報告した。それに伴い、「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」は、7日より当面の間、代役にて上演。隼人が演じる予定だった信楽太郎役は父・中村錦之助(61)、歌昇が演じる予定だった伊吹藤太役は弟の中村種之助(28)が務める。

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2021年9月5日のニュース