熊本とコートジボワールの高校生がオンライン交流 「先進国から上から目線」との質問に答えは…

[ 2021年7月16日 21:42 ]

<アネックス用>コートジボワールの高校生とオンラインを通じて国際交流するルーテル学院高校の生徒ら
Photo By スポニチ

 熊本県のルーテル学院高校がオンライン国際交流を積極的に行っている。15日に生徒約80人が国際交流授業としてアフリカのコートジボワールの高校生と交流。株式会社ニット(東京都品川区)でリモートワークしている同国在住の日本人女性が現地で協力しインターネットを介して互いの国や文化を紹介し合った。

 「日本に来たら何をしたい?」と質問されたコートジボワールの生徒からは「まずは日本の食べ物を食べてみたい。その次にテクノロジーを学びたい」「サッカーをしたい」「すしを食べたいね」など日本への興味を寄せる答えが相次いだ。「先進国から、アフリカを助けようなど、上から目線で見られていることをどう思いますか?」とストレートな質問も飛んだが、現地からは「先進国の人からの支援を受けて、国としてもっと成長していきたい」と正直な回答。その後も異国で暮らす同年代の考えに触れ、両国の生徒たちにとって充実した約2時間となった。

 ルーテル高の生徒は「日本のアニメやすしなどにとても興味を持っていて距離は離れていても繋がっていることを実感しました」「休日はスポーツをしたり、家でリラックスしたり、学校の日は学校にいる時間がだいたい同じなど私たちと共通点もあるんだと気付くことができた」と刺激を得た様子だった。

 同校は6月にもコートジボワールの高校性や中米ベリーズの子供たちと交流していた。授業に協力したニット社は「働き方や生き方は自分で選択できるのだと視野も広げるきっかけになれば」としている。

続きを表示

2021年7月16日のニュース