春風亭昇太 若手時代を支えた、伝説の天才落語家2人からのうれしすぎる言葉とは…

[ 2021年6月13日 20:51 ]

春風亭昇太
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 落語家の春風亭昇太(61)が13日放送の読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝」に出演し、伝説の落語家たちからの忘れられない言葉を披露した。

 東京の落語界では、前座見習いから前座、二ツ目、真打ちへと進む“階級システム”がある。1982年に春風亭柳昇に入門して86年には二ツ目に昇進し、昇太を名乗るようになると、師匠から解禁された新作落語に挑戦。89年にNHK新人演芸コンクールで優秀賞を受賞すると、一気に全国区へと活躍の場が広がった。

 昇太は「大阪にも呼んでもらえるようになって、桂枝雀師匠にもお会いすることができた」と、今は亡き不世出の天才上方落語家との思い出を回想。「枝雀師匠が『あなたは面白いね』って。それを言われた時、凄くうれしかった」と顔をほころばせた。
 
 92年の真打ち抜てき後は、絶対スベられない重圧から、テッパンの新作3本を繰り返し披露する日々だったという。当時を「高座に上がるのが憂うつで、憂うつで…ちょっと(精神的に)おかしくなっていた」と振り返った。

 だが、ここでもレジェンド落語家の言葉に出会う。「立川談志師匠から番組で『古典をやれ』と言われてやったら、『古典もおもしれえな、コイツは』と言ってくれて、楽になった」と笑顔。天才のお墨付きをもらって古典にも力を入れ、“昇太=新作”のイメージを脱却できたことに感謝していた。

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2021年6月13日のニュース