「1万人の第九」昨年に続いて歌声動画投稿の募集を7月1日開始 リモートか通常か、開催方法決定は保留

[ 2021年6月1日 19:00 ]

リモート開催された昨年12月の「サントリー 1万人の第九」
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 年末の風物詩「第39回サントリー 1万人の第九」(大阪城ホールで12月5日開催予定)の本年度開催について、主催の毎日放送とサントリーは1日、昨年に続いてリモートレッスン配信ならびに歌声動画投稿の募集を、7月1日に公式ホームページで始めると発表した。

 参加者全員が大声で歌うことから、飛沫(ひまつ)は避けられないなどとして、昨年は同イベント史上初めてリモート開催となった。今年も再びリモートになるのか、1万人の合唱団及び観客を収容した通常のかたちに戻すのかどうかについては、新型コロナウイルス感染状況の「先行きが見えない」として現段階での決定を保留。全日本合唱連盟のガイドラインや感染症対策の専門家の医学的根拠に基づき、今後、慎重に協議していくとした。

 また、昨年から一歩進んだものにすることを目指して「サントリー1万人の第九 2020+1(プラスワン)」の名称とすることを決定。限定コンテンツを楽しめ、割引サービスも受けられる「オフィシャルサポーターズ」を新設し、募集を同日から始める。

 総監督・指揮の佐渡裕氏(60)は「今年も年末の1万人の第九開催に向け、いよいよ動き出します。今年はどうなるのか?半年後の12月は一体どうなるのか?ワクチン接種が始まりましたが、新型コロナウイルスの感染状況はまだまだ予断を許しません。状況が許せば、感染防止対策を十分した上で、許される範囲の中で歌うことを目指したいと思います。昨年、新たな参加方法として動画投稿というかたちで参加してもらいました。改めて、公式ホームページで呼びかけますので、今年も一緒に第九を高らかに歌い上げることを夢見て前に進みましょう」とのメッセージを発信した。

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