「おかえりモネ」西島秀俊“石ノ森作品コスプレ”反響“ガチオタ”に「先生に育てられたような気持ち」

[ 2021年5月20日 08:15 ]

連続テレビ小説「おかえりモネ」第4話。「石ノ森章太郎原画展」を楽しむ朝岡(西島秀俊・右)(C)NHK
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 俳優の西島秀俊(50)が19日に放送されたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)第4話で、漫画家・石ノ森章太郎さん作品の“コスプレ”を披露した。ドラマの舞台・宮城県登米市出身の石ノ森さんのファンという気象キャスター・朝岡覚役。今作のために作られた「仮面ライダー」風の赤いマフラーや「石ノ森章太郎ふるさと記念館」のハッピを身に着けた姿がSNS上で反響を呼んだ。「サイボーグ009」のTシャツを着て“顔はめパネル”ではしゃぐ姿を演じた西島は「石ノ森章太郎さんの記念館で実際撮影をさせていただきましたが、実写化されたものを僕は子どもの頃、全部見ていたので、石ノ森先生に育てられたような気持ちですね。劇中では、とんでもない格好もしていますけど(笑)」と昨年秋のロケを振り返った。

 <※以下、ネタバレ有>

 「朝岡さん」がツイッターの国内トレンド入り。インターネット上には「聖地ではしゃぐガチオタ」「オタ活に勤しむ西島秀俊のかわいさたるや」「赤いマフラー。『009』島村ジョーの顔ハメ看板。あまり見ない西島さん」「今日の『おかえりモネ』は保存版です。あんな西島さんが見れるなんて」「今世でオタ島秀俊見れることある?」などの声が相次いだ。

 女優の清原果耶(19)がヒロインを務める朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 第4話は、百音(清原)と森林組合課長の翔洋(浜野謙太)は気象キャスターの朝岡(西島)を森林セラピーに案内。その最中、風向きや雨雲の様子から天気の変化を正確に言い当てた朝岡に、百音は驚く。やがて雨が降り出し、翔洋たちは夕方からの能の定例会を中止にしなければならないと落ち込む…という展開。

 朝岡は「サイボーグ009」「仮面ライダー」「HOTEL」など数々の作品で知られる登米出身の漫画家、特撮作品原作者・石ノ森さんのファン。「石ノ森章太郎ふるさと記念館」で開催された「生誕76周年記念 石ノ森章太郎 特別原画展」に足を運び、グッズ購入や“顔はめパネル”写真撮影などで満喫。登米訪問の目的を果たし、満足していたところに百音が駆け付け、雨が定例会の開始時間までにやむ可能性はあるのか、朝岡に尋ねた。

 西島は「石ノ森章太郎さんの記念館で実際撮影をさせていただきましたが、実写化されたものを僕は子どもの頃、全部見ていたので、石ノ森先生に育てられたような気持ちですね。劇中では、とんでもない格好もしていますけど(笑)。石ノ森作品は全部好きですが、特に僕が一番好きな『仮面ライダー』ですね。『ロボコン』とか『009』も大好きですが!」とコメント。

 登米を描くにあたり、石ノ森さんは不可欠な存在。朝岡や森林組合の古参職員・川久保(でんでん)が石ノ森さんのファンという設定に。制作統括の吉永証チーフプロデューサーは「このシーンは西島さんもある種ノリノリといいますか、楽しんでやっていらっしゃいました」と明かした。

 演出の1人、桑野智宏氏も自身のツイッターで「朝岡役の西島秀俊さん、今日の石ノ森章太郎ふるさと記念館でクランクイン。そのため『キャラがつかみにくい…(笑)』と仰ってましたが、見事なフリークぶりでしたね(笑)」と振り返り、絶賛した。

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