大泉洋 役者としては「絶対にやらないほうがいい」けど…バラエティー番組に出る理由

[ 2021年3月29日 14:12 ]

大泉洋
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 俳優の大泉洋(47)が28日放送のTBS「林先生の初耳学」(日曜後10・00)に出演。バラエティー番組出演への思いを明かした。

 仕事への向き合い方について話をする中、番組MCの予備校講師でタレントの林修氏(55)は「『ここまでやってくれるとは思わなかった』と言わせないと負け。引き分けは負けってルールで生きてきましたから。授業が終わった後って反省はあまりしないんですよ。でも、収録が終わった後は反省だらけ。勝ち負けノートにつけてましたからね」と語った。

 これに、大泉は「わかるな~」と感心。続けて「僕は(反省するのは)やっぱり役者の仕事です、ドラマ、映画。自分のバラエティーはさんまさんじゃないけど、大好きなんですよ。手を叩いて見て笑うんですよ。バラエティーは面白くないところはカットしてくれるから。キレイにしてくれるんだもん。スベってたらカットしてくれるから、楽しく見られるんですよ」と話した。

 林氏が「カットされたこと自体が負けって感覚はない?」と投げかけると、大泉は「あはははー!」と大笑いしつつ「林先生の生き方はツライ!そんな生き方はつらいですよ」と指摘。「バラエティーは3割バッターぐらいでいいと思ってます。7割スベってもカットしてもらえばいいと」と大泉。これに、林氏は「バッターは3割打てばいいけど、ピッチャーは3割勝つだけだったらクビ。3勝7敗のピッチャーはいらないんですよ」と主張すると、大泉は「すごいな、疲れますよ、そんな考え方じゃ芸能界」と苦笑するばかりだった。

 それでも、林氏が「渾身のものはだいたいカットされる」とボヤくと、大泉は「バラエティーは勝てないからやめられない。僕の場合、映画の宣伝でバラエティーに出させていただくのは本当にとてもありがたい話なんです。他の役者さんはそうじゃないから、かわいそうだなと思います。バラエティーに出たくて俳優になったワケじゃない皆さんですからね」とも。「役者をやる上では絶対にやらないほうがいいと思います、バラエティーはね。役者なんて色がないほうがいいに決まってる。何にでも染まれるわけですから。だから、プライベートもなるべく出さないほうがいいに決まってる」とした。

 役者としてはマイナスだと分かりつつも、バラエティーに出る理由は「それはやりたいから」と大泉。「役者としての正解よりも笑いを取りたいっていうほうが勝っちゃう」と本音をもらし、笑わせた。

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2021年3月29日のニュース