たけし 五輪演出「やらせて」容姿侮辱問題メッタ斬り!「映画監督がやるもの」“世界のキタノ”アピール

[ 2021年3月21日 04:00 ]

番組の宣伝ボードを手に意気込むビートたけし(左)と国分太一
Photo By 提供写真

 世界のキタノが五輪の演出へ立候補――!?

 ビートたけし(74)が司会を務めるテレビ東京の新番組「レベチな人、見つけた」(30日スタート、火曜後11・06)のオンライン取材会に出席。番組への意気込みを聞かれると、7月23日開幕の東京五輪・パラリンピック開閉会式で企画、演出の統括役だった佐々木宏氏(66)が渡辺直美(33)の容姿を侮辱するような演出を提案していた問題で辞任したことに自ら触れた。「佐々木っていうのはダメですから。あの総合演出は私にやらせてください」と手を挙げた。

 「私がやれば少ない予算で、あっと驚くような宇宙船が着陸して出てくる。そういうのをちゃんとやってみます。今からでも遅くはない!」と具体的な案も交えて語った。

 「宇宙」が飛び出したのは、佐々木氏への批判を込めたとみられる。佐々木氏は演出担当チームのメンバーに対しLINEで「ブヒー ブヒー/宇宙人家族が振り返ると、宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグがオリの中で興奮している」などと提案したと17日の文春オンラインに報じられていたため、時事ネタを毒舌で斬るたけし節がうなりを上げたもようだ。

 ともに司会を務めるTOKIOの国分太一(46)から「たけしさん、何の話をしているんですか?」と突っ込まれても「五輪(の開閉会式の演出)というのは映画監督がやるものでね。(08年北京五輪の総監督を務めた)張芸謀(チャン・イーモウ)とか、英国の監督(12年ロンドン五輪の芸術監督を務めたダニー・ボイル氏)とか」と、映画監督・世界のキタノをアピール。そして「そんな私がこの番組をやっているんですから面白くないわけない!」と番組のPRに軌道修正し取材陣を笑わせた。

 取材会の終了間際には「渡辺直美さん、ガリガリです。痩せすぎてます」と問題の本質を皮肉るように語った。どこまで本気なのか不明だが、ゴタゴタ続きの大会組織委は一度相談してみては!?

 《“レベチ”な部分は「干されてない」》新番組のタイトル「レベチ」は「レベルが違う」という意味で、生きざまや考え方などが「レベチ」な人を番組ディレクターが探してきて、たけしと国分にプレゼンする。国分は「今までで出会った一番レベチな人は?」という質問に「たけしさん。楽しいこと、ふざけることを率先してやって、フランスでも賞を獲っていたり、どれもレベルが高い」と尊敬の念。自身の“レベチ”な部分を聞かれたたけしは「前科があって、死にかけても、まだレギュラー(番組)を持っている。干されてない。とっくに芸能界からいなくなっているはずなのに、オレは凄いなと思うね」と笑いながら自画自賛した。

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2021年3月21日のニュース