「天国と地獄」最終回“衝撃ラスト”で完結!ロス広がる 続編希望の声も続々 彩子&日高の結婚に期待も

[ 2021年3月21日 22:07 ]

日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」最終回。主演を務めた綾瀬はるか(C)TBS
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 女優の綾瀬はるか(35)が主演を務めたTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」(日曜後9・00)は21日、75分スペシャルで最終回(第10話)を迎え、完結した。刑事と殺人鬼の魂が入れ替わるという難役を、綾瀬と俳優の高橋一生(40)が内面から見事に体現。脚本の森下佳子氏(50)が仕掛けた巧みなミステリーはネット考察班の予想をことごとく裏切り、SNS上で毎週、大きな反響を呼んだ。オンエアが終了するや、インターネット上にはドラマ終了を惜しむ声や続編を望む声が相次ぎ、瞬く間に「天国と地獄ロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 最終回は放送中にツイッターの世界トレンド1位を獲得した。平均世帯視聴率も好調。初回から第9話までの期間平均14・9%と今年の民放連続ドラマ1位を独走している。

 SNS上には「既にロスです。助けてください。#天国と地獄」「これは来週からロスがすごいな。#天国と地獄」「来週はまたカッコいい彩子ちゃんと、かわいい陽斗くんにお会いできる妄想をしながら#天国と地獄ロスに浸ります!愛し狂おしいドラマ最高でした!」などの書き込みが続出。

 “衝撃のラスト”に「続編か劇場版キボンヌw」「1週間の楽しみが終わってしまった。絶望。またかわいい高橋一生に会いたいよー。続編心待ちにしております!」「とりあえず陸と八巻のスピンオフとか作ってください!(願) 」などの声も相次いだ。

 鹿児島・奄美大島に伝わる「月と太陽の伝説」かのごとく、刑事と殺人鬼の魂が入れ替わる究極の“スイッチエンターテインメント”。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などで知られる森下氏が手掛けたオリジナルストーリー。TBS「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」などに続き、綾瀬&演出・平川雄一朗監督(49)と再びタッグを組んだ。

 最終回は、日高(高橋)が逮捕され「絶対に助ける」と日高に告げた彩子(綾瀬)だったが、手の打ちようがないまま河原(北村一輝)による送致取り調べが始まる。東朔也(迫田孝也)と行動を共にしていた陸(柄本佑)も事情を聞かれるが、彩子のことを心配しながらも複雑な心境でいた。連続殺人事件の主犯は誰なのか、真相にたどり着けない警察。彩子は真実を明らかにするため、行動に出るが…という展開。

 主犯は東朔也だが、日高は生き別れの兄と、入れ替わりにより奇妙な愛情が芽生えた彩子をかばい、3件の連続猟奇殺人は自分が犯した、しかも単独犯だと自供。供述調書を読み「間違いありません」と署名、押印した。

 彩子と八巻(溝端淳平)が東朔也による犯行を裏付ける証拠を探る中、“師匠”こと東朔也のSDカードを奄美大島へのフェリーで見つけた陸(柄本佑)は鹿児島県警経由で中にあった動画を彩子に送る。それは、東朔也が生前、ネットカフェで犯行を打ち明ける映像だった。

 取調室。日高と対峙した彩子は「私は10歳の時、警察官になろうと決心しました。学校で濡れ衣を着せられたからです。その私が誰かが濡れ衣を着ていくのを見過ごしていいと思う?もし、これを見て見ぬふりをしたら、その瞬間、私は私の正義を失くす。もう警察官をやるべきではないと自分で自分に引導を渡すことになる。警察官は続けられない。同じなのよ。どっちだって辞めることになる。したでしょ?この話。頭いいくせに、どうしてそんなことも分かんないかな。あなたは私だったくせに、どうしてよ?私に私の正義を守らせて。私を守りたいと思うなら、あなたは私のために本当のことを言うべきでしょ!日高陽斗、やったのはあなたじゃありませんね。違うわね!」――。日高は涙を流し「はい」と認めた。送致直前、日高が主犯という冤罪は回避された。

 陸は彩子のもとから去った。

 東朔也は被疑者死亡ながら3件の殺人容疑、日高は2件の証拠隠滅・死体損壊の容疑などで送致。日高には懲役3年の実刑判決が下った。彩子と八巻は警察学校に異動。出所した日高からの連絡はなく、月日は流れた。

 2025年1月。彩子の携帯に公衆電話から着信。あの歩道橋。日高との再会。

 凶器となった奄美大島の石を持ってきた日高は「母(徳永えり)の形見でもあるからと、父(木場勝己)が警察にお願いして。今になって思うと、母の願いだった気がするんです、あの入れ替わりは。際限なく間違っていく息子2人を何とかしてくれって、母があなたに頼んだんじゃないかって思ったんです。ちゃんと、あるべき姿に戻してくれって。入れ替わったのがあなたでよかったです。だから本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 しかし、この夜は満月。石の入った紙袋が光った。

 彩子の「じゃあ、お元気で」は低い声。日高の「あなたも」は女性のような声。別々の方向に歩みを進める2人は怪訝な顔。再び入れ替わったのか?“衝撃のラスト”を迎えた。

 インターネット上には「日高と彩子は続編で結婚ですね」「次回、日高望月結婚、待っています」「最後入れ替わったのは『日高と彩子、結婚してくれ』という母&視聴者一同からの願いが届いたってことでいいですかね?」などと2人の結婚を望む声も。

 「入れ替わり経験済みだから、また入れ替わっても『今、お勤めはどちら?』って落ち着いているの笑うw」「今になって陸の優しさの深さにじわる。犯人説に賛同して正直すまんかった」「八巻さん怪しいよねとか言っていた3週間くらい前の自分をポカポカ殴りたいですね。シリアスな展開続きのこの作品において、最後まで立派な癒し系キャラでした」「いっそのこと、定期的に入れ替わって、それぞれの生活を楽しむ日高と望月と、どちらにせよ振り回されて苦労するけど、ちゃっかり者の八巻というコメディーが見たい」「『あなたは私で、私はあなたですから』を『あなたのことが好きです』って意訳するの最高すぎたな」「『あなたは私で、私はあなた』という台詞も単に彩子と日高の入れ替わりだけじゃなくて、例えば東朔也と日高みたいにたった15分で人生が入れ替わってしまうように、私たちだってそうなっていたかもしれないと私は解釈していたい。あなたはいつかなり得た自分であり、いつかなり得る自分だと」などの感想も見られた。

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2021年3月21日のニュース