【今夜3月21日の青天を衝け】第6話 千代から思い告げられた栄一 斉昭はさらに過激な言動が増え

[ 2021年3月21日 08:00 ]

「青天を衝け」第6話。渋沢栄一(吉沢亮・左)、渋沢市郎右衛門(小林薫)(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の吉沢亮(27)が主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜後8・00)は21日、第6話「栄一、胸騒ぎ」が放送される。

 長七郎(満島真之介)や喜作(高良健吾)と共に剣術の稽古に励む栄一(吉沢)は「百姓にだって何かできるはずだ」と意気込む。そんなとき、千代(橋本愛)から突然思いを告げられ、胸がぐるぐるしてしまう栄一。さらに、道場破りの真田範之助(板橋駿谷)が栄一らの道場に現れて……。一方、東湖(渡辺いっけい)を失った斉昭(竹中直人)はさらに過激な言動が増え、慶喜(草なぎ剛)らに引退を勧められるが、「慶喜が将軍になるなら引退する」と突っぱねる。他にも慶喜は、正室に迎えた美賀君(川栄李奈)の気性に頭を悩ませていた。

 大河ドラマ60作目。大ヒットした2015年後期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏(49)が大河脚本に初挑戦するオリジナル作品。主人公は24年度上期に20年ぶりに刷新される新一万円札の顔としても注目され、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一(1840―1931)。約500の企業の育成に関わり、約600もの社会公共事業に貢献。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれた。

 幕末から明治へ。時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも、栄一が青天を衝(つ)くかのように高い志を持って未来を切り開く姿を描く。吉沢は大河初出演にして初主演。タイトルは若き栄一が藍玉を売るため信州に旅した時、険しい内山峡で詠んだ漢詩の一節から採った。

 語りは同局の守本奈実アナウンサー(40)、語り部は俳優の北大路欣也(78)。音楽は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」、大河ドラマ「龍馬伝」、連続テレビ小説「カーネーション」などで知られる佐藤直紀氏(50)。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月21日のニュース