世界的人気サスペンスホラー映画「CUBE」、菅田将暉主演でリメーク 10・22公開

[ 2021年2月2日 07:00 ]

映画「CUBE」に出演する(上段左から)菅田将暉、杏、岡田将生、(下段左から)田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎
Photo By 提供写真

 世界的人気サスペンスホラー映画「CUBE」が、俳優の菅田将暉(27)主演でリメークされることになった。謎の立方体に閉じ込められた男女6人の脱出劇で、菅田のほかの共演者も豪華。団体職員を杏(34)、フリーターを岡田将生(31)、中学生を田代輝(ひかる、13)、整備士を斎藤工(39)、会社役員を吉田鋼太郎(62)が演じる。

 接点のない6人が、トラップが張り巡らされた立方体の中で、終わりの見えない道のりをひたすら進んでいくサスペンス。心身の限界、極度の緊張と恐怖によって登場人物の本性が徐々に明らかになるなど、手に汗握るスリリングな展開が繰り広げられる。

 菅田が演じるエンジニアは物語の主軸で、製作側は「“いま”をリアルに体現してもらう必要があり、真っ先に思いついたのが菅田さんでした」と起用理由を明かした。

 オリジナルは97年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督(52)のカナダ映画。類似タイトルの便乗作品まで出回ったほどの話題作が、ナタリ氏初の公認リメークとして製作が決まった。監督は19年公開の「MANRIKI」で知られる清水康彦氏(39)で、10月22日に公開される。

 撮影はすでに昨年10月から11月にかけて都内で行われた。撮影現場には立方体のセットが1つ組まれ、菅田は「撮影しながらも頭の中には疑問だらけでした。映画というよりは演劇的空間の中で、ともに過ごした演者の皆さんとは奇妙な連帯感がいつしか芽生えていました」と振り返った。オリジナル版の世界観を忠実に守った日本版CUBEとなっており「こんな映画です、とカテゴライズするのはとても難しい。実験的なエンターテインメントを楽しんでもらえたら何よりです」と、自信をのぞかせている。

 ▽「CUBE」シリーズ 97年にカナダでオリジナルが公開され、密室サスペンスの先駆け的な作品とされる。類似作は多いが、正式なシリーズは「CUBE2」(02年)、「CUBE ZERO」(04年)の3作のみ。死のトラップが張り巡らされたキューブからの脱出劇で、「…ZERO」ではキューブの外部まで舞台が広がり、キューブの真実や集められた人の共通点が分かる完結編となっている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年2月2日のニュース