ともに病魔との長い闘い…裕次郎さんは52歳、渡さんは78歳で逝く

[ 2021年1月17日 05:30 ]

石原プロモーション 58年の歴史に幕

1981年、まき子夫人(右)、渡哲也さん(左)とともに病院の屋上から手を振る石原裕次郎さん
Photo By スポニチ

 裕次郎さんも渡さんも生涯を通じて病に苦しめられた。

 裕次郎さんは1971年に結核のため長期療養。78年には舌下潰瘍で手術を受けるが、のちに舌がんであることが判明した。81年には「西部警察」ロケ中に解離性大動脈瘤(りゅう)を発症し、緊急入院。生還率3%といわれた状況から奇跡的に回復したが、84年の定期健診で肝臓がんが見つかり、87年に52歳で死去。本人に最後までがんであることは知らされなかった。

 渡さんは73年に膠原(こうげん)病にかかり、以後は月1回の定期健診を欠かさなかった。91年には直腸がんが発覚。人工肛門を使用しているオストメイトであることを公表した。その後も俳優活動を続けていたが、15年6月に急性心筋梗塞で緊急入院し手術。その後も肺気腫など呼吸器疾患の持病に悩まされ昨年78歳で死去した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年1月17日のニュース