「岸辺露伴は動かない」今夜最終回 中村倫也 スタッフのジョジョ愛に実写化成功確信 ゲストは瀧内公美

[ 2020年12月30日 20:15 ]

「岸辺露伴は動かない」で記憶喪失の写真家を演じる中村倫也(C)NHK
Photo By 提供写真

 荒木飛呂彦氏(60)の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第4部「ダイヤモンドは砕けない」の登場人物、漫画家・岸辺露伴を中心に展開されるスピンオフ作品をドラマ化したNHK「岸辺露伴は動かない」は30日(後10・00~10・48)、第3話(最終回)が放送される。

 主演は露伴のファンという高橋一生(40)。露伴は相手を「本」にし、その生い立ちや秘密を知り、さらに書き込みを行って指示を与える特殊能力を持つ。露伴の相棒となる大手出版社「集明社」の女性編集者・泉京香を飯豊まりえ(22)が演じる。

 第3話ゲストは瀧内公美(31)。6年前に交通事故で夫を亡くし、娘の真央と2人暮らしをているインテリアコーディネーター・片平真依を演じる。

 第3話は「D.N.A」。京香(飯豊)から彼女が付き合っている写真家の平井太郎(中村倫也)の記憶喪失を“催眠術”で探って欲しいと頼まれた露伴(高橋)。太郎は著名な写真家だったが、6年前に交通事故に遭い、一命は取り留めたが、完全な社会復帰に至っていなかった。露伴が京香に太郎を紹介され話しているところに、バギーに女の子を乗せた片平真依(瀧内)が通りかかる。すれ違いざま、バギーの奥から娘・真央の手が伸び、太郎の裾を掴み、太郎を転倒させてしまう。その瞬間、露伴はシェードの奥から見つめる真央の目に異変を感じていた。

 ▼瀧内公美 原作で描かれている世界観、息遣いに圧倒されっぱなしでしたが、今回の実写化ドラマでも、原作へのリスペクトと共通認識、そして、やはりビジュアルにものすごくこだわりがあったと思います。ヘアメイクもファッションも漫画から飛び出してきたような造りになっています。私の回はリアリティーを重視していたので、演出の渡辺一貴さんがお芝居に対して丁寧に一つ一つの積み重ねをさせてくださり、原作の世界観を大切にしつつも、ドラマにしかないオリジナルな部分もご用意させてもらっています。見どころは何と言っても、岸辺露伴を演じた高橋一生さんのビジュアル、お芝居すべてだと思います。この上なく眼福でした。そして泉京香を演じた飯豊まりえさんの可憐さと気品ある姿も。是非ご覧ください!

 ▼中村倫也 スタッフの皆さんのジョジョ愛、原作へのリスペクトが凄まじく「ここまで想っているなら、この実写化は素敵なものになるに違いない」と確信を持ってクランクインしました。どこか不思議な、たゆたう陽炎のような存在感を目指して平井という人物を演じました。ご期待ください。

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2020年12月30日のニュース