TBS「ひるおび」リポーター山本義幸アナ、気象予報士に合格!3年半猛勉強、7度目挑戦で難関突破

[ 2020年11月12日 05:31 ]

気象予報士の森朗氏(右)と笑顔を見せる山本義幸アナ(撮影・会津 智海)
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 TBS昼の情報番組「ひるおび!」の中継リポーターを務めるフリーの山本義幸アナウンサー(41)が、気象予報士の国家試験に合格した。勉強を始めて3年半。7度目の挑戦で“サクラサク”の吉報が舞い込んだ。

 ニュースの現場を飛び回り「ひるおびの全国縦断リポーター」として視聴者にも親しまれる山本アナ。「中継の約3割がお天気関連。気象の知識を身に付けてリポートに生かしたい」と一念発起。ただ、気象に関して本格的に勉強した経験はなく、まず「ひるおび!」のお天気コーナーを担当する気象予報士の森朗氏(61)に相談。2017年春から10カ月間、森氏も講師を務める受験スクール「クリア」に通った。

 当初は予報士になるつもりはなかったが、腕試しで受けた試験で予想以上の成績を収めたため、資格取得を目指すことを決意。現場に移動する飛行機やバス、電車の中で教科書や問題集を読んで猛勉強した。試験は毎年2回あり、合格率5%前後の難関。山本アナは今年8月の試験に7度目の挑戦で合格した。

 フリー転身前は東北放送に勤務。2011年3月には東日本大震災で被災した。得た知識を防災や減災に生かしたいとし「地震や台風、大雨を避けることはできない。心や物の準備に役立てることができれば」と語る。森氏は「災害現場を肌で感じ、話せる技術があり、予報士の資格を持っている。希有(けう)な人材。これから大活躍していくでしょう」と“予報”。山本アナが気象庁に登録すれば、気象庁のデータを基に独自の天気予報を出せるが、森氏は「僕の仕事を取らないでね」とけん制して笑いを誘った。

 ▽気象予報士 1994年に設置された国家資格。お天気キャスターは資格は不要だが、近年は気象予報士が採用されることが多い。試験は(1)予報業務に関する一般知識、(2)予報業務に関する専門知識、(3)実技試験がある。(1)と(2)は15問中11問以上の正解、(3)は70%以上の得点が合格ライン。

 ◆山本 義幸(やまもと・よしゆき)1979年(昭54)6月7日生まれ、北海道室蘭市出身の41歳。早稲田大学人間科学部卒。04年に東北放送に入社。12年に退社した。中学の社会、保健体育、国語、高校の地理歴史、公民などの教員免許も持つ。

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