【名人戦】藤井聡太名人 二十世名人王手も「“名人に定跡なし”の域ではない」

[ 2026年5月17日 22:47 ]

名人戦第4局2日目に臨む藤井聡太名人(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太名人(23)=王将など6冠=が糸谷哲郎九段(37)の挑戦を受ける第84期名人戦7番勝負第4局は17日、大阪府高槻市の高槻城公園芸術文化劇場で2日目が指し継がれ、午後7時46分、先手・藤井が123手で勝利した。対戦成績を4勝0敗として4連覇。自身初の名人戦ストレート獲得で通算獲得期数を35期とした。

 「第4局に関しては途中こうした方が良かったというのが色々あった。気持ちの上でも、対局の振り返りが中心」。終局後、感想戦を終えての記者会見。激戦の余韻をまだ全身にまとい「シリーズを通して力戦の形になって、一手一手考えるのが新鮮でした」と手応えも語った。

 永瀬拓矢九段との今冬の第75期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社特別協力)では1勝3敗に追い込まれてから3連勝した。定跡型と力戦型。その最先端の将棋を立て続けに経験できたことは今後の肥やしとなる。
 「それぞれに違った面白さがあると思う。ただ、(自身は)どちらか一方と言うことではない。汎用的な力を意識して磨いていくべきだと思う」。王者はこれからも“二刀流”を貫く覚悟だ。

 通算5期が条件となる二十世名人へも王手をかけた。原則引退後に襲位する永世タイトルの一つ、永世名人は谷川浩司十七世名人の次の有資格者が森内俊之九段と羽生善治九段。十八世と十九世に続き、節目の栄冠まであと1期とした。通算3期で並んでいた渡辺明九段、佐藤天彦九段に先んじた。

 「重みのある称号だと感じる。来期それを目指す形にできた。それまでに実力を高めていければと思う」
 資格に王手はかけたが、力不足を実感するという。「“名人に定跡なし”と言われる。今回力戦を多く指して自分はその域ではないと正直感じた。より強くなって臨めたら」と前だけを見据えた。

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