「半沢直樹」個人視聴率も驚異的!初回から右肩上がりで第4話14・8% 今年ドラマ1位を毎週連続更新

[ 2020年8月11日 10:10 ]

主演を務める日曜劇場「半沢直樹」の製作発表に出席した堺雅人(C)TBS
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 俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)の7年ぶり続編の第4話が9日に15分拡大で放送され、驚異的な個人視聴率をマークしていることが11日、分かった。初回13・4%から今年の全ドラマ1位に浮上。以降、右肩上がりに推移し、第4話は14・8%。今年最高を更新し続けている。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 世帯視聴率も初回22・0%、第2話22・1%、第3話23・2%、第4話22・9%と4週連続22%以上のハイレベルな数字を維持。一方、個人視聴率も絶好調だ。

 個人視聴率はテレビメディアの価値をより正しく示すべく、ビデオリサーチが3月30日から公表。世帯視聴率はテレビ所有世帯のうち、何世帯がテレビをつけていたかを示す割合(例=5世帯のうち2世帯がテレビをつけていれば世帯視聴率は40%)。個人視聴率はテレビ所有世帯内の人数のうち、何人がテレビをつけていたかを示す割合(例=5世帯にいる12人のうち3人がテレビをつけていれば個人視聴率は25%)。個人視聴率は世帯視聴率より数字そのものは目減りするが、視聴人数の換算が可能になる。関東地区は調査世帯数を900世帯→2700世帯と拡大した。

 「半沢直樹」の個人視聴率は第1話13・4%、第2話13・6%、第3話14・1%、第4話14・8%と右肩上がりに推移。初回にして、従来の今年の全ドラマ最高だった1月期のTBS「テセウスの船」最終回13・3%を上回り、1位に浮上。以降、今年の全ドラマ1位の記録を塗り替え続けている。

 当初は4月19日スタート予定だったが、新型コロナウイルスの影響による撮影中断を挟み、3カ月遅れで待望の幕開けとなった。

 前作はベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。13年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。第4話は、東京中央銀行が大手IT企業・電脳雑伎集団への500億円の追加融資を強引に進める中、半沢(堺)は電脳の収益に不透明な部分があることに気付く。電脳の財務担当・玉置(今井朋彦)に接触を図るが、口封じのため会社を追われていた。さらに、同期・渡真利(及川光博)から、間もなく半沢の出向先が正式決定するという情報が入る。動揺を隠さない部下・森山(賀来賢人)に「人事が怖くて会社員が務まるか」と力強く語る半沢だが、事態は予断を許さない。タイムリミットの役員会議が迫る中、ついに覚悟を決めた半沢は、最後の望みを託す“ある人物”に会いに行く…という展開だった。

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2020年8月11日のニュース