堂本光一、覚悟の舞台 コロナ禍“新様式”で観客を前にし感激「素敵な空間や時間かみしめたい」

[ 2020年8月11日 05:31 ]

ミュージカル「ナイツ・テイル in シンフォニックコンサート」の初日を迎えた(左から)岸祐二、上白石萌音、井上芳雄、堂本光一、音月桂、島田歌穂、大澄賢也
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 KinKi Kidsの堂本光一(41)、井上芳雄(41)が出演し2018年に上演されたミュージカルの楽曲を東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で披露する「ナイツ・テイル in シンフォニックコンサート」が10日、東京・池袋の東京芸術劇場で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大で主演舞台「Endless SHOCK」が中止になる中、コロナ禍で堂本が観客の前で初めてパフォーマンスするステージ。「素敵な空間や時間をかみしめたい」と喜んだ。

 シェークスピアの「二人の貴公子」が原作。英国の巨匠ジョン・ケアード氏が演出で、フルオーケストラ向けに全ナンバーをアレンジし直した。

 舞台は“新様式”で行われた。メインキャストは2メートルの間隔を取り、ステージの奥で演技。オーケストラも左右0・8メートル、前後1・5メートルの間隔を空け、歌を歌うアンサンブルも一人一人がアクリル板で仕切られている。

 稽古期間中、ケアード氏は来日できずロンドンからリモートで指導。堂本は「現地時間で朝4時とかから稽古が始まった。皆で話し合ったり集中できたので、思ったよりも支障はなかった」と振り返った。

 待ちに待った観客の前での舞台。堂本は「今は幕を開けるよりも何かあった時に中止する勇気が必要だと思う。いろいろ考える中で今はそういう気持ちじゃないと舞台に立ってはいけないと思う」と表情を引き締めた。井上も「公演ができるのは奇跡の積み重ねなんだな」とかみしめた。

 同劇場は13日まで。18~22日は東京・初台の東京オペラシティに場所を移し、計13公演を予定している。

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