藤井棋聖 谷川九段や羽生九段も好んだ“伝説の勝負メシ”「肉うどん膳」注文

[ 2020年8月6日 05:30 ]

将棋の第61期王位戦7番勝負第3局第2日の昼食。藤井棋聖は「肉うどん膳」(日本将棋連盟提供)
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 挑戦者の藤井聡太棋聖(18)が5日に神戸市北区の中の坊瑞苑(ずいえん)で行われた第61期王位戦7番勝負第3局の2日目、防衛を目指す木村一基王位(47)との激しい戦いを制し、無傷3連勝で2つ目のタイトル奪取に王手をかけた。

 第3局2日目の昼食は、藤井が「肉うどん膳」、木村が「玉子とじそば膳(量少なめ)」だった。

 「肉うどん膳」は、過去の王位戦で地元・神戸出身の谷川浩司九段や羽生善治九段も好んで注文した“伝説の勝負飯”。谷川は好物として知られ、王位戦最多獲得18期の羽生に関して将棋ファンの中で「食べれば負けない」と勝率の高い“勝ち飯”メニューで有名。

 「肉うどん」は兵庫県小野市産の小麦「ふくほのか」を使用した風味豊かなうどんに神戸牛の肩ロース肉をのせたもの。ダシはメジカ節やサバ節、ウルメ節をブレンドし、奥深い味わいに仕上げた。セットとしては天ぷらや刺し身、ご飯がついている。

 レストランでは提供されていないが、宿泊者のルームサービスで「肉うどん」(2530円)単品で提供。ファンからの問い合わせも多く、同宿では今後レストランメニューに加えることも「検討中」という。

 藤井はうどんの注文が今年8回目。うどんは炭水化物の中でも体内に吸収されやすく、脳の活性化に必要な糖分を取るのに最適といわれ、さらにおかずと一緒に取ることで、眠気が起こりにくいなどの効果があるとされる。

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