高倉健さんと終戦の記憶 細川護熙元首相ら24人寄稿の証言集15日発売

[ 2020年7月14日 05:30 ]

高倉健さん
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 映画俳優の故高倉健さんとゆかりのある人々の終戦の日の記憶をまとめた「高倉健の想(おも)いがつないだ人々の証言『私の八月十五日』」が15日に出版される。養女の小田貴月(たか)さんが寄稿を呼び掛け、自ら聞き書きもして編集した証言集だ。

 児童書を多く手掛けてきた今人舎(東京都国立市)が04年出版の「昭和二十年の絵手紙」を復刊させる形で14年から刊行してきたのが「私の八月十五日」シリーズ。8巻目の今号は「戦後75年・平和祈念号」となる。14年11月10日に83歳で永眠し今年七回忌を迎える健さんが寄稿したのは06年。福岡県で終戦を迎えた14歳の健さんは「日本が戦争に負けたらしいばい」と記し、漫画家ちばてつやさん(81)が絵を添えたものが第2巻に収録されている。亡くなる3カ月前には朗読音声も残している。

 「平和祈念号」は健さんの平和への想いをつなぐために故人と心を通わせた人々の証言を小田さんが集めて構成。遺作「あなたへ」の撮影が行われた平戸市在住で前線視察中に搭乗機が撃墜され戦死した連合艦隊司令長官の山本五十六大将の遺体を海軍の船まで運んだ宮崎孚爾(たかじ)さん(96)や、健さんと熊本の仕立て屋さんが同じだったという細川護熙元首相(82)ら24人から原稿が寄せられた。

 小田さんは「戦争時とコロナ禍との共時性を体感しながら、命と生きる力のお話を一冊に編ませていただきました」と述べた。

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