美木良介 甲子園2度出場の経験から…「選手の気持ちを考えてほしい」「プレーさせたかった」

[ 2020年5月21日 05:30 ]

美木良介
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 「第102回全国高校野球選手権大会」の中止が正式に決まった20日、高校時代に野球部だった芸能人から、甲子園への道を断たれた球児への励ましの声が相次いだ。俳優の美木良介(62)は「高野連は判断が早すぎる。選手の気持ちを考えてほしい。日本中を元気にしてくれるのは高校野球。甲子園でプレーさせたかった」と悔しそうに話した。

 岡山東商高では元大洋のエース平松政次氏の後輩に当たり、1年秋から正三塁手になった。74年春、75年夏と2度甲子園に出場。いずれも1回戦敗退。74年センバツでは4番・篠塚(巨人)を擁する銚子商に0―1で敗れた。同学年には他に北別府(広島)、岡田(阪神)、尾花(ヤクルト)らスター選手がズラリ。法政大時代は江川(巨人)の2年後輩だった。それだけに球児の気持ちは痛いほど分かる。

 「甲子園には苦い思い出しかなかった」そうだが、96年夏にテレビ朝日系「熱投甲子園」のキャスターを務めて気持ちが変化。決勝の松山商―熊本工戦で延長10回に右翼からの奇跡のバックホームを見て感動し、再び甲子園の魅力を再認識したという。3年生の球児たちに向け「3年間やりきることが大事。それが必ず将来の力になる。頑張れ!」とエールを送った。 

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2020年5月21日のニュース