川崎希 ネット誹謗中傷被害の刑事告訴を取り下げ 書類送検の2人の女性は「深く反省している」

[ 2020年3月20日 12:49 ]

川崎希
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 元AKB48で実業家の川崎希(32)が20日、自身のブログを更新。匿名インターネット掲示板で自身や家族に対する悪質な誹謗中傷の書き込みを受けた問題で、刑事告訴を取り下げることを明かした。

 インターネット掲示板に川崎を誹謗中傷する投稿をしたとして、侮辱容疑で山形県の主婦と大阪府の女性事務員が警視庁原宿署に書類送検されたことを受け、4日のブログで経緯を明かしていた川崎。「私は、書き込みをした人に対して、罰したいという気持ちがあったわけではなく、悪意ある書き込みをすれば刑事罰が科されるということをわかってもらい、きちんと反省して、今後は二度とこのようなことをしないと思ってほしい」と説明。「現在は書き込みのあったスレッドが完全に閉鎖され、書き込みをした2人も深く反省している」「今後の悪質な書き込みに対する抑止の効果もあった」と一定の効果があったと評価し、周囲と相談し「今回の刑事告訴はここで取り下げるということにしました」と記した。

 ただ、今後も悪質な書き込みがあれば「法律の手続に従って対処していく」としている。

 川崎希のコメント全文は以下の通り。

3月4日にこのブログで書いた、インターネット上での私と私の家族に対する度を超えた誹謗中傷がなされた件について、ご報告します。

匿名のインターネットの掲示板に投稿した2人の女性が侮辱罪で書類送検されたことは、すでにお伝えしましたが、2人とも、検察庁での取調べに対しても、警察のときと同じように、自分が書き込みをしたことを認め、私と私の家族を傷つけてしまったことについて深く反省し、二度とこのようなことはしないと言っていると聞きました。

弁護士の先生によれば、担当の検察官も、今回の書き込みが侮辱罪の犯罪行為に該当すること、そして、匿名のインターネットの掲示板で芸能人を対象とした悪意ある書き込みが横行すれば、芸能界のみならず、社会一般へも大きな影響を与えるということについて、理解を示してくださったということです。

誰に書き込みされているかわからない不安なところから、私と私の家族の名誉や安全を守ろうと決心し、裁判所を通じて、書き込みをした人の名前と住所を開示してもらった上で刑事告訴を行いましたが、ここまで、刑事事件として対応してくださった警察・検察庁の方々に感謝しています。悪意に満ちた誹謗中傷の匿名の書き込みをして、「他の人も書いているし大丈夫だろう。バレないだろう。」などということは決してないことが、明らかになり、よかったと思います。

今回の件について、私は、書き込みをした人に対して、罰したいという気持ちがあったわけではなく、悪意ある書き込みをすれば刑事罰が科されるということをわかってもらい、きちんと反省して、今後は二度とこのようなことをしないと思ってほしいと考え、刑事告訴に踏み切りました。現在は書き込みのあったスレッドが完全に閉鎖され、書き込みをした2人も深く反省していると聞いています。また、匿名掲示板であっても、悪意のある書き込みをした人の住所や氏名は手続きをすれば開示され、刑事事件としても取り扱われ、取調べを受け、刑罰を科される可能性があることを、2人は十分に認識したと思いますし、私がこのブログでメッセージを発信したことにより多くの方々にも認識いただけたと思います。

その意味で、私自身が時間と労力をかけて手続きを進め、刑事告訴を行ったことの意味は十分にあったと思いますので刑事事件となったことで、今後の悪質な書き込みに対する抑止の効果もあったと思います。私自身、こうした様々な事情やこれまでの経緯も考えた上、家族や周囲の方々とも相談し、ご意見も伺い、今回の刑事告訴はここで取り下げるということにしました。

ただ、もし、今後も、私や家族に対する名誉毀損や侮辱、家族の安全を脅かすような書き込みがなされれば、法律の手続に従って対処していく考えに変わりはありません。

最後になりますが、この件に協力していただいた所属事務所の皆さん、弁護士さん、捜査をしてくれた警察の皆さん、不安な時に応援してくれたいつも見てくれている皆さんには、重ね重ね、感謝申し上げます。ありがとうございました。

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