日本テレビ 4月改編は「オフからオンに」 潜在コア層の掘り起こし狙う

[ 2020年3月6日 12:11 ]

日本テレビ社屋
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 日本テレビは6日、この4月の番組改編の骨子を発表。例年は番組改編説明会という形で会見を行っているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、会見を急きょ中止し、書面での発表となった。

 同局は年間視聴率6年連続3冠を続けており、改編率は全日5・8%、ゴールデン(午後7時から同10時)9・2%、プライム(午後7時から同11時)15・8%。同局の田中宏史編成部長は「2020年4月改編では、地上波タイムテーブルの『新化』と『深化』と、テレビを『オフからオン』にして頂ける、積極視聴コンテンツの編成をテーマに改編を決定いたしました」と説明した。

 最初のポイントは水曜午後7時の新番組。生活者を「オフからオン」にさせるために、水曜午後7時に新番組『有吉の壁』を投入。平日19時に、あえて“お笑い”特化の番組で生活者を呼び込む。田中編成部長は「平日の19時台という時間帯ではございますが、あえて純度100%の“お笑い”番組の編成にチャレンジします」と意気込んだ。

 次は日曜午前の改編。長寿バラエティー「誰だって波瀾爆笑」(日曜前9・55)が3月いっぱいで終了し、日曜朝の情報番組「シューイチ」(日曜前7・30)を30分拡大。午前9時55分から30分の第2部(関東ローカル)を放送。さらに「嵐」二宮和也(36)の日テレ若手クリエーターとタッグを組んで新企画に挑戦する人気バラエティー「ニノさん」を日曜午前中にお引越し。内容も大幅に強化し、ワイドショーが並ぶ時問帯に、コア特化バラエティーで新たなコア層を掘り起こす。

 ドラマ3枠については引き続き、「企画強化」・「話題性のあるキャスティング」・「多面的コンテンツ展開」を主なテーマにした、篠原涼子(46)主演の人気作の続編「ハケンの品格」(水曜後10・00)、中島健人(25)と平野紫耀(23)がダブル主演する「未満警察ミッドナイトランナー」(土曜後10・00)、新川優愛(26)主演の「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(木曜後11・59)をそれぞれラインナップ。宣伝施策もSNSを中心にアイディアを駆使し、話題を提供し続けるという。

 田中編成部長は「親子でテレビで見て頂く事に加え、配信でも楽しんで頂ける内容を考えております。是非よろしくお願い致します」とした。

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2020年3月6日のニュース