「麒麟がくる」菊丸好演の岡村隆史「大河には魔物がいる」撮影初日に緊張でセリフ飛ぶ 実は「朝ドラ狙い」

[ 2020年2月8日 14:00 ]

「麒麟がくる」で大河ドラマ初出演、菊丸を演じるナインティナインの岡村隆史(C)NHK
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 お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(49)がNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(49)にレギュラー出演。オリジナルキャラクターの農民・菊丸役をコミカルに演じ、ドラマの“陽のパート”を担って存在感を発揮している。昨年11月に公開された映画「決算!忠臣蔵」(監督中村義洋)で第43回日本アカデミー賞(3月6日に各最優秀賞発表)優秀助演男優賞の5人に選ばれるなど、俳優業の経験は豊富だが、大河ドラマは初出演。今作のクランクイン初日はセリフが全部飛ぶなどガチガチに緊張し「初日は『えらいもん、引き受けてしまった』とゾッとしました。大河には魔物がいますね」と振り返り、その“怖さ”を思い知った。9日放送の第4話は“岡村回”“菊丸回”と言える活躍ぶり。“役者・岡村”がさらに話題を呼びそうだ。

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを当てる。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 第4話は「尾張潜入指令」。今川義元(片岡愛之助)との戦いにより、尾張の織田信秀(高橋克典)は瀕死の重傷を負う。その報を受け、美濃の斎藤道三(本木雅弘)は妻の治療を終え、今度は尾張へ向かうという医師・望月東庵(堺正章)に、天敵・信秀の容態を秘密裏に探るように命じる。その目付役に任命される明智光秀(長谷川)。菊丸(岡村)もお供に加わり、3人は尾張・古渡城へ潜入。信秀の情報をうまく聞き出すことに成功するが…という展開。

 岡村が演じる菊丸は、光秀が美濃で出会った三河出身の農民。神出鬼没で、敵か味方か分からないが、常に光秀の危機を助けるという重要な役。脚本の池端氏がオリジナルキャラクターとして創作。制作統括の落合将プロデューサーによると、キャスティングは「コメディアン的な人がいい」とイメージしていたという。

 落合氏は「岡村さんは以前から僕とチーフ演出の大原(拓)監督がご一緒したかったんです。『出ないと思いますが、いかがですか?』『岡村君、おもしろいよね』と。そうしたら、まさかの快諾を頂いて、非常にうれしかったです」と岡村の出演経緯を明かした。

 岡村は「ボーっと生きてんじゃねーよ!」のフレーズが2018年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれたNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」(金曜後7・57)のMC。「ボーっとNHKに来ていたら、ドえらい仕事が舞い込んできました(笑)。『チコちゃんに叱られる!』をやっていてよかったです」と“相棒”に感謝しながら「朝ドラ(連続テレビ小説)を狙っていたので、 まさか大河ドラマでオファーが来ると思っていませんでした。ビックリしました」と本音を打ち明けた。

 「クランクイン初日はガチガチに緊張して真っ白になってしまいました。前日にセリフを完ぺきに覚えて臨んだのですが、本番が始まる前になるブザーの音が大きすぎて、セリフが全部飛びました。自分が考えていたキャラクター設定も間違っていて『どないしよう!』ってなりました」と苦笑いし、冷や汗をかいたと回想。それでも「いろんな方から声を掛けていただき『いつものバラエティーの感じでやってもらっていいんですよ』などアドバイスを頂き、何とか落ち着きました。初日は『えらいもん、引き受けてしまった』とゾッとしました。4回くらいで死んでもいいなと(笑)。大河には魔物がいますね」。香港映画「無問題」(99年)「無問題2」(01年)に主演した岡村をもってしても、“大河初陣”は焦る現場となった。

 役作りについては「菊丸は、単純で明るい農民です。息をのむような緊張感のあるシーンが多いですが、菊丸が光秀や駒(門脇麦)と一緒にいるシーンはコミカルなので、 菊丸が出てくるとホッと一息つける、そんなキャラクターになれればいいなと思っています」とプランを披露。「ただ、菊丸にはちょっと謎な部分もある気がして…スタッフさんに聞いてみたのですが、みんな目をそらして誰も教えてくれません(笑)。『歴史の勉強はしなくて大丈夫です』『そのままでいいです』と言われています」と含み。菊丸の今後も注目される。

 “俳優・岡村”について、第4話の演出を担当した藤並英樹氏は「非常にまじめな人。しっかり台本を読まれて、菊丸という役に真摯に向き合ってくださっています。なおかつ、(コミカルなシーンの)おもしろがり方を出してくださるので、芝居の引き出しも多い」と絶賛。第4話には菊丸のシリアスな場面もあるというが「と思えば、駒には無邪気に接していたり。状況によって、うまく演技を変化させています」と評した。

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