1・6「ファミリーヒストリー」番組史上初の動物!和歌山・白浜のパンダ「彩浜」のルーツに迫る

[ 2019年12月20日 07:30 ]

来年1月6日放送の総合テレビ「ファミリーヒストリー」は番組史上初となる動物、和歌山・アドベンチャーワールドのパンダ・彩浜の家族史を紐解く(下は左から司会の池田伸子アナウンサーと今田耕司)(C)NHK
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 著名人の家族史を徹底的に調べるNHK総合のドキュメンタリー「ファミリーヒストリー」(月1回、月曜後7・30)が、ついに動物を扱うことが20日、分かった。来年1月6日放送の「パンダの彩浜~世界に誇るパンダ一族~」(後7・30~8・42)で、人間以外を題材にするのは2008年10月の番組スタート以来、初の試み。異色の回として大きな話題を集めそうだ。

 1歳のパンダ・彩浜(サイヒン)は和歌山・白浜のアドベンチャーワールドで16番目に誕生した末娘。中国取材も敢行し、彩浜の家族やルーツ、その知られざる歴史に迫る。

 制作統括の小山好晴チーフプロデューサー(NHKエンタープライズ情報文化番組部)は「パンダの赤ちゃんが話題になった時、パンダのルーツをたどれないかと、スタッフたちと話したことがきっかけでした。動物園の動物だったら、ルーツがたどれるのではないかと思いました。すると、ブリーディングローンという制度があることを知りました。繁殖のために、動物園間で動物の貸し借りなどをしながら個体を増やすという取り組み。こうした貸し借りをする中で、先祖も複雑になっていると思い、パンダで調べることになりました」と企画意図を説明。「当然、パンダのかわいい姿も合わせて紹介できて、楽しい番組になると思い、企画しました」と手応えを示している。

 通常は取材対象者がVTRを見守るが、今回は誰なのか。司会の今田耕司(53)と池田伸子アナウンサーの反応も注目される。

 番組は13年10月11日の「藤原紀香~中国の大地に誓った父の覚悟~」が第51回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞。17年8月18日には、故ジョン・レノン(享年40)の妻で米ニューヨーク在住のアーティスト、オノ・ヨーコ氏(86)が異例のテレビ出演。ヨーコ氏は驚きながら「あなたたちのリサーチは素晴らしい。よくこんなに調べたわね」とスタッフにねぎらいの言葉を掛けたという。

 毎回、意外な家族史が明らかになるが、11年間の番組の歴史においても、今回のパンダは特に反響を呼びそうだ。

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2019年12月20日のニュース