松田優作さん幻の追悼ライブ30年ぶり“復活” 演出の崔洋一監督が世に出す決意

[ 2019年11月6日 05:45 ]

亡くなって30年になる松田優作さん(撮影・渡邊俊夫)
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 俳優松田優作さんをしのび、亡くなった翌年の1990年12月3日に東京・池袋のサンシャイン劇場で行われた追悼ライブが初めてDVD化され、来年2月5日に東映ビデオから発売されることが決まった。なぜか封印されてきた幻のステージ。6日の優作さんの30回目の命日に寄せて、ライブを演出した崔洋一監督(70)が封を解く経緯を明かした。

 1989年11月6日に40歳の若さで逝った優作さん。「CLUB DEJA―VU ONE NIGHT SHOW」と銘打たれたライブは、優作さんが慕っていた故原田芳雄さんの呼び掛けで実現した。「最も危険な遊戯」や「探偵物語」など、優作さんの主演作を多く手掛けたセントラル・アーツ社長の故黒澤満さんが製作、崔監督が構成・演出を担当した。

 架空のクラブが舞台。水谷豊(67)扮するボーイに導かれた故内田裕也さんや桃井かおり(68)ら30組を超える仲間たちが次々に優作さんの持ち歌を熱唱していった。

 「みんなの記憶に残ればいい」との崔監督の思いから、冒頭だけ取材を許可した以外、映像も音声も残す予定はなかった。ところが当日、黒澤さんが「記録しないと禍根を残す」と崔監督を説得。取材で来ていた旧知のカメラマンに頼んでビデオ撮りを行ったという。

 記録用に撮影された収録素材はその後、行方知れずになっていたが、昨年11月に85歳で死去した黒澤さんの遺品整理中に見つかった。崔監督は「“埋もれたままにするな”という黒澤さんのメッセージと受け取った」と、30年ぶりに世に出すことを決意した。「優作について私が知っている二、三の事柄」と題して水谷や、優作さんを撮り続けたカメラマン渡邉俊夫氏らのインタビューも新たに収録。2枚組みに熱い思いを込めた。

 《優作さん題材舞台、長男・龍平も出演》「家族ゲーム」や米映画「ブラック・レイン」など幅広く活躍しながら、がんに倒れた優作さん。夫人は女優の松田美由紀(58)で、長男の龍平(36)、次男の翔太(34)にそのDNAは受け継がれている。21、22の両日には赤坂の草月ホールで「不在証明/松田優作30年の曳航」と題した公演が開催される。故人が通った下北沢のジャズバーのオーナーで音楽プロデューサーの大木雄高氏が企画。優作さんが残した言葉で紡ぐ舞台。龍平も出演する。

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