玉川徹氏 札幌開催案に反発の小池知事に「ドーハのような状況が起きたら責任は…」

[ 2019年10月30日 10:13 ]

テレビ朝日の社屋
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 テレビ朝日の玉川徹氏が30日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。東京五輪のマラソンと競歩の札幌開催案について言及した。

 IOC、東京都、大会組織委員会などによるIOC調整委員会は同日から都内で行われる。IOCは札幌開催は決定済みとしているが、都の小池百合子知事は反発。組織委は発着点は市中心部の大通公園とし、コースは8月に行われる北海道マラソンをベースとする方向で、早期に大枠を決めたい考え。

 玉川氏は、暑さの中でのマラソン、競歩開催に「目前に破局が迫っている、破局が訪れる可能性がある時に、それをやめる決断をするっていうのは合理性がある。日本人の場合はなかなかそれができない。この後の小池さんのところもそうなんだけど、手続き論を展開すると思うんですけど、大きな大きな破局を避けるっていう目的の前に、小さな手続き論はあまりにも小さいんですよ。それでも手続き論言いますか」と指摘。その上で「東京でやるんだって押し切って、仮に東京でやって、ドーハのような状況が起きた時にその責任は誰がとるんだろうなと。選手だけでなく沿道にいる人々、海外から暑さに弱い人も見に来る。そういう人が“東京はこんなに暑い、こんなに湿度が高いと思わなかった”って、来た人たちが倒れて…あらゆる所が通行止めですから、そうなった時に救急車も動けないっていう状態が出て、破局的な状況になった時に責任を負いきれますか、知事と都民ファーストの会」と言い、「雨降って涼しかったねって結果になるかもしれないけど、それは神風が吹くのを願ってるのと一緒でしょ」と話した。

 立候補ファイルに、「組織委員会が資金不足に陥った場合は東京都が補てんすることを保証します、加えて東京都が補てんしきれなかった場合は最終的には日本国政府が補てんします」と書かれていることに触れ、「そういうふうな契約書も小池さん、知ってるわけでしょ。知った上で、東京都は払いませんってテレビでしゃべっていいんですかね」と指摘した。

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2019年10月30日のニュース