来年後期朝ドラ「おちょやん」 5作連続のキャスティングもCP「杉咲さんにお願いしたい」

[ 2019年10月30日 18:51 ]

<連続テレビ小説制作・ヒロイン発表会見>NHK連続テレビ小説「おちょやん」のヒロインを務める杉咲花(撮影・西尾 大助)
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 NHKの2020年度後期連続テレビ小説「おちょやん」(月~金曜前8・00)に決まり、女優・杉咲花(22)がヒロインを務めることが30日、同局で発表された。

 放送中の「スカーレット」、来春スタートの「エール」に続く朝ドラ通算103作目。TBS「半沢直樹」「下町ロケット」などで知られる八津弘幸氏(48)が脚本。“大阪のお母さん”と言われる女優・浪花千栄子さんの半生をモデルとして描く。杉咲は16年度前期「とと姉ちゃん」で主人公の妹役として出演して以来2度目の朝ドラ。オーディションではなくキャスティングによる起用で、ヒロインの竹井千代を演じる。

 杉咲の起用理由について、NHK・桜井壮一チーフプロデューサー(49)は「大阪の古い時代で女優さんの話をやると決まった時に、やっぱりこの年代で一番実力のある方にやっていただきたいというのはあった。その中で杉咲さんのイメージが固まってきてお願いしようと思った」と経緯を説明。「シリアスな役柄も多いと思うが、逆に明るい、はじけた役もやられている。そういう役でかつ大阪弁でやっていただくということが、すごくワクワクする。どんなふうに演技していただけるだろう、どんなふうになるんだろうとイメージを膨らませてくれる」と期待を寄せた。

 かつては朝ドラはオーディションで選ばれる若手の登竜門的作品だったが、朝ドラはこれで5作連続のキャスティングによるヒロイン起用となる。「(キャスティングの経緯は)各番組に委ねられているので、こういう傾向があるからこうだとかではない。今回は我々がやるにあたって、オーディションにするか、キャスティングにするかという判断は我々に委ねられていたので、杉咲さんをキャスティングしたいと思った」と“たまたま”であることを5作連続のキャスティングは強調した。

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