吉本が見解発表 「ミキ」の京都市PRツイッター「ステマ該当せず」も「誤解ない方法」考える

[ 2019年10月30日 22:23 ]

漫才コンビ「ミキ」の亜生(左)と昂生
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 京都市と吉本興業の契約に基づき同社所属の漫才コンビ「ミキ」が市の施策を投稿したツイッターについて、吉本興業が30日、見解を公式サイトで発表。市関連のハッシュタグが明記しており、口コミを装ってPRする「ステルスマーケティング(ステマ)」に該当しないと述べた。

 市と吉本興業は昨年9月、総額420万円で京都国際映画祭などの宣伝事業を契約。ミキら所属芸人で「京都市盛り上げ隊」を結成しイベントや広報紙に登場し、ミキの2人が計100万円で施策をツイートした。

 サイトでは「このSNS発信の内容がいわゆるステルスマーケティングにあたるのかという点についてですが、今回のツイートにおいては、#京都市盛り上げ隊、#京都市営地下鉄もしくは#京都市ふるさと納税、#京都国際映画祭2018といったタグ表示をしており、これらの京都市との連携を示すタグ表示及びその活動の周知により、今回のツイートが京都市のためのプロモーション業務であるということは世間一般にご理解いただけるものと考えております」と説明。

 「また、このSNSによるPR業務の対価についてですが、一般にインフルエンサーマーケティングの費用は、1フォロワーあたり1ツイート3~8円程度が相場であるところ、当時のミキのフォロワー数は昴生11万3605人、亜生が21万3018人であり、それぞれ2回ずつのツイートをいたしました。2人合計で30万以上のフォロワーに対して2回ツイートしたと考えても、本件の100万円という対価が全く高額なものではなかったことが理解いただけるものと考えております」とつづった。

 最後に「当社としては上記のとおり今回のSNS発信はステルスマーケティングには当たらないものと考えておりますが、世間の皆様に対しより誤解のない方法でのプロモーションの在り方については常に考慮して実施してまいります」と、今後のSNSを使ったPRの在り方について、社としての見解も記した。

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2019年10月30日のニュース